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    •  私は思うんだ。想像力が本当にある人間というのは何も語れないし、何も描けないんだと。私が娘を殺したから、語れるようになったのではないよ。私は初めから想像力が欠けていたから、作家という職で曲がりなりにも
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    •  私は随分と愉快なことを考えていた。あと一言私が告げるだけで、この人はきっと私を不幸にするだろうと考えた。それも私の人生の大半を。

       夜が月に覆い被さって、何度か太陽の昇った秋の日はまだ冷え込む前だっ
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    •  彼の部屋は居心地が良い。それは僕の感想でもあり、彼女の感想でもある。彼の部屋を訪れたすべての人の感想と言ってもいい。

       それは快適とは少し違う。あくまで心地良いのだ。その心地良さを説明するのは簡単と
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    •  それは一つの恋だった。彼はいつでも真剣であったが、彼女に対しては並々ならぬ情熱を注いでいた。

       その出会いはまるで運命のように、隣の部屋の彼女を警報が誘い出したところで出逢った。結局、火の気はなく何
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    •  随分と久しぶりに筆を執る。僕はこれを日記と呼ぶが、果たしてそれが正しいのかは分からない。君がこれを読むからには、葉書のようでもあり、君が読まないからには、落書のようでもある。しかし、大きな問題は正誤
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    •  いつの日からか、私はぱったりと日記を書かなくなった。正確には書けなくなった。筆を取り、日付を何度辿っても、まるで文字は浮かんでこなかった。そして、そのまま書かなくなった。それがいつのことかは分からな
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    • 「馬鹿にはなれずとも、馬鹿はした。大体の男はそういうものなのさ」

       珈琲を慈しむように味わいながら真士さんは思い出話をそう締めた。
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    •  あれから随分と落ち着いた。仕事が変わった訳でも、私が変わった訳でもないが、憑き物の落ちたように周りが見えるようになった。
       扉を開けなかった彼を駅のホームで見掛けたのはそんな時だった。疎密のある人群
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    •  それは寒い寒い冬の頃で、風が吹けば痺れるような夜だった。

       私は家を抜け出して、彼の怪異探求に付き合っていた。星を喰らう化物がいるのだと、彼は言った。それは彼をからかって皆が創り上げた虚言だったが、
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    •  彼は一つのインテリアだった。部屋の外に彼の居場所はないのだと、私は思った。それほどまでに彼は部屋に落ち着いていたし、部屋は彼ありきであった。

       そこは近くて遠い。街の真ん中にあったが、私達の生活の外
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