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- 2015/5/18 2:38
- 今日も空は青かった 第十三話 続き10
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- 「覗きとは貴様ら良い度胸だな!それから飯塚、誤解を招く言い方は止めろ!それに蓮二!お前も付いていながら…」
あまりにも腹が立ち、4人に説教してやろうと俺がいきり立っていると、
「弦一郎」
「何だ」
俺の言葉を遮り、今まで黙っていた蓮二が静かに話し始めた。
「よく考えてみろ弦一郎。これまで、お前と五十嵐との仲が上手くいくよう、仕向けて来たのは誰だ?俺たちだったろう」
「た、確かにそうだが…。それとこれとは!…」
「弦一郎。俺達には、お前達を最後まで見届ける義務がある。これもその一環なんだ。それと誤解のないよう言っておくが、別に俺達は覗いていたわけではない。ちょうど空き時間になったから五十嵐の様子を見に来たんだが、ちょうどそこに飯塚がいて、何をしているのか尋ねている時に、問題の場面に出くわしてしまっただけだ。決して故意的ではなかったことを理解して欲しい」
「う、うむ」
柳が俺の言葉を遮って、静かに諭してきた。ここまで言い切られてしまっては反論のしようがない。
「真田は考え方が本当に短絡的なんだよ」
「なっ!」
これ見よがしに幸村が言って来た。そもそも何故俺が説教を受けているのだ。更に仁王まで、しかめっ面をした自分の眉間を人指し指で押しながら、たわけたことを言ってきた。
「そうじゃ真田。あんまり怒ると皺が増えて老け顔に」
「何だと!あまり調子に…」
「真田じゃん!戻ってきたのか。チビッ子は大丈夫だったみてぇだな。…ん?帽子はどうしたんだ?」
俺が仁王を怒鳴り付けようとした矢先、丸井とジャッカルが俺達の方にやって来た。
「そ、それは…」
どう言い訳しようか思いあぐねていると、
「姫さんに貸してやったみたいじゃ」
俺の肩に腕を
「
- 「覗きとは貴様ら良い度胸だな!それから飯塚、誤解を招く言い方は止めろ!それに蓮二!お前も付いていながら…」