さつきさんとモバ友になろう!
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- 2016/5/22 23:53
- 乾退助編1/5(OJB協賛)
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- 「・・・・・・いっ・・・・・・乾さん?!」
「ふふふっ・・・・・・おはよう、お嬢さん。今朝も可愛らしいねえ」
「お、おはよう、じゃないですよっ!もうっ!!」
愛らしいお嬢さんが慌てふためいた様子で起きだす、いつもの朝。
この可愛いお嬢さんを寺田屋(坂本一味の巣窟)から保護という名目で土佐藩邸に呼び寄せてから、もうすぐ一月。朝から予定のない日はこうしてお嬢さんの部屋に忍び込み、寝起きを堪能するのが俺の最高の楽しみになっている。
無邪気な寝顔と、寝乱れた髪。着崩れた襟元から覗く美しい双の膨らみに、時折見せるしなやかな足。こんな姿を見せられて、邪な気持ちが起きないはずがない。
舐めるように見つめながら、俺は考える。どうやってその無垢な心を奪うか、そして、どんなふうにこの美しい肢体を乱してやろうか。想像するだけで胸が踊り、疲れが癒やされていく。
そして、目を開けて俺の顔を認識した後の、驚いた顔。羞恥に染まる頬、愛らしい抗議。最初はほんの気まぐれ、一度だけの戯れのつもりだったのに、一度その可愛らしさを知ったら止められなくなってしまったのだ。
「乾さんって・・・・・・いつも、こうなんですか?」
「こう、って?」
「人をからかって、そんなに楽しいんですか?」
(おやおや・・・・・・今朝はなんだか、ご機嫌斜めだねえ)
いつもなら赤く染めた顔をぷいと逸らすか、部屋から追い払うように小さな手で俺の胸を押しやるはずなのに。唇を小さく尖らせ、どこか悲しそうな表情で俺を睨んでいるので、俺は素直に謝った。
「ごめんよ。お嬢さんの反応が、あんまり可愛らしかったから・・・・・・つい、ね」
「つい、って・・・・・・ほとんど毎日じゃないですか!本当に恥ずかしいんですから、もう、いい加減にしてください!」
「・・・・・・恥ずかしがることはないよ?とっても可愛らし――」
「そういうことじゃないんです!乾さんだって、同じことをされたら、嫌でしょう?」
「同じこと?」
「そうです!毎朝毎朝、寝ているところに誰かが入ってきて、寝顔を見られて、寝起きの顔を見られるなんて・・・・・・誰だって、嫌なはずです!」
- 「・・・・・・いっ・・・・・・乾さん?!」