大黒屋金太郎さんとモバ友になろう!
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- 2011/7/15 10:29
- 澤のアニキ、決勝へ行く
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- 日本のマスコミこそ今になって騒いでいるが、北京五輪の段階で既になでしこのサッカーは世界に衝撃を与えていた。
北京で優勝したアメリカの監督、名将スンダーゲは4位に沈んだ日本女子チームを評して「女子サッカー界の未来」と呼んだ。
北京以降、なでしこジャパンには国際試合の対戦依頼が殺到し、澤、宮間、荒川、阪口は渡米し、安藤、永里はW杯を見据えたのかドイツに渡った。
ネガティブな見方かも知れないが、絶対的エースもなく体格にも恵まれない日本がフィジカル主体の大雑把なキック&ラッシュ(でも破壊力だけは絶大)に猛威を奮うチャンスは、今回を逃したら当分訪れないかもしれない。もう既に3年、なでしこは世界に研究されている。
俺はドイツ戦を諦めていた。ブラジルなら怖いのはマルタ一人、ゼロ封して5-0くらいでズブズブに沈めてやるのも決して不可能じゃないと思っていたが、アメリカ、ドイツは無理だろ…と。「今夜は澤のアニキの弔いかも知れん…、観たくねえなあー」と思いつつ観戦していた。
後半いっぱいまでゼロに凌いだ時点でもう涙が止まらなかった。北京の時はラスト20分、体力を使い果たして凌ぎ切れなかった。あの3決のドイツ戦は今でも、負けた試合でありながら尚も自国の選手を誇りにできるという稀な思い出だが、何度も味わいたいものじゃない。そして、丸山。
岩渕のトラップを見た瞬間、丸山は走り出している。最初のインタビューで丸山は「岩渕からイイ球が…」と答えている。澤がスイッチしたのを見ていないのだ。あの瞬間に彼女達のサッカーの美しい部分がたっぷり詰まっていた。そうだ!北京の時だって、彼女達は趨勢決まっていても諦めなかった!だから俺は今もあの戦いを忘れられないんじゃないか!諦めたらそこで試合終了なのだ。安西先生に謝る勢いで早朝のテレビに向かって「アニキ~!ごめんよぉ~」と土下座した。
アメリカに勝てるなら、そりゃあもう美しい。だが大事なのは澤のアニキが灯し、多くの人々が自己犠牲によって護り続けてきた女子サッカーの小さな火を受け継ぐことだ。
若い娘達よ、頼むぜよ。
ワシのようなオッサンには出来ぬ。
- 日本のマスコミこそ今になって騒いでいるが、北京五輪の段階で既になでしこのサッカーは世界に衝撃を与えていた。