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- 2013/3/14 19:37
- ダリオ・アルジェント二本立て
買ったDVD
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- 『シャドー』
評価:★★★★★
監督:ダリオ・アルジェント
出演:アンソニー・フランシオサ ダリア・ニコロディ
冒頭、本作の核となる架空の小説の一説が読み上げられ、ゴブリンの音楽が流れてワクワク
この小説が大きな伏線になるであろうというのは明らかですが、それに期待したらダメです
僕はラストの反則技にまたもやズッコケました(笑)
アルジェントの作品中、最も死者が多い作品らしく、カミソリやナイフ、斧、犬…
と、相変わらず色々な方法で人が殺されていきます。
中でも、語り草になっている白い壁に鮮血がほとばしるシーンの迫力は妙な凄味があり、かなりの衝撃
赤が一番映えるのは勿論白ですが、これほど血が映える映画も珍しい、芸術の域に達しています
とはいえ、笑ってしまいましたが(笑)
もう一つ、中盤に展開される縦横無尽なカメラワークも語り草になっている名場面です。
二階建ての家を、窓の外からなめ回すように撮影していくというミステリアスなカメラワーク。
時折、カメラが窓に差し掛かると、家の中の人の動きをチラ見せして、またカメラが通りすぎていくという風に焦らされますが、これに特に意味はありません(爆)
テーマ曲も大音量で流れてるのに(笑)
また、時折挿入される謎の美女の映像もこじつけた感が凄い
そんな風にズッコケ要素満載の作品なのに本作の人気を支えているのはやっぱりアルジェントのファンでしょうし、アルジェントでなかったら叩かれていた作品でしょうね
『デス・サイト』
評価:★★半
監督:ダリオ・アルジェント
出演:ステファニア・ロッカ リーアム・カニンガム
03年の劇場未公開作品。
DVDの裏ジャケには「アルジェント最高傑作」と、あたかも絶賛の嵐みたいに謳われてますが、大ウソです(苦笑)
誘拐・監禁された女性の命が懸かった「死のポーカーゲーム」に女性刑事が挑むという話。
これまで、そんな回りくどい殺し方はしなかったアルジェント映画の犯人が、どういう訳か、こんなに女々しい犯行に及んだためにめちゃくちゃショボイ出来になってしまってます
凝った殺人もないどころか、殺人シーンが映るのはパソコンの画面の端っこですし、何とも中途半端で拍子抜けしてしまいます。
しかも、本作最大の爆弾といえるのが、物語の核となるポーカーゲームでしょう。
何せ、ポーカーのルールが分からなければ、全くついていけないからです
とはいえ、『007/カジノ・ロワイヤル』のような巧みな心理戦も見受けられないので、ルールが分かる人でも面白くない
その他、今までのアルジェント作品に比べて決定的に足りない部分がいくつもあるので、未公開なのも無理ない作品でした買ったDVD
『サスペリア』(BD)
- 『シャドー』