アジャ昆布さんとモバ友になろう!
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- 2006/11/27 14:33
- 僕らの七年間戦争
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- 田舎の友人から久しぶりに電話があった。結婚の報告か?と思い電話にでてみた。
「はい、パジェロです。どうしたんだ?」
すると友人(後に粘土豆腐を発明して粘土界と豆腐界の両方から追放された男)「たっ、大変だ!パジェロッ!キャ、キャプテンが死んだ!」
その言葉を聞いて愕然としたボクは手から力が抜け、持っていたスーパーヨーヨーを落としたが戻ってきた。
式は明日らしい。ボクは荷物を準備すると急いで駅に向かい、青春18切符を買った。不幸中の幸いか仕事はちょうど無期限の連休を昨日、言い渡されたばかりだった。田舎に着いたのは次の日の夜だった。
実家にも寄らずボクはキャプテンの家に向かった! もう式は始まっていた。
‐とっても~とっても~とっても~とっても~大好きよ~だぁ~りん~あいらぶゆ~だぁ~り~ん‐
インチキ住職のお経が流れる中、ボクは席についた。周りを見渡すと懐かしい顔が並んでいた。皆、下を向き肩を震わせていた。
ゲームボーイをしていた。式も無事に終わり、ボク達8人はキャプテンの顔を見ながら語ろうとしたが、酒でも飲まないと、とても喋れる気がしなかった。
「悪いケド、酒買ってきてくれないか?」
「はいっ!」
住職は近くのコンビニに走った!皆に酒がわたると誰も乾杯をせず流し込んだ。少しでも早く酔いたかった。ボク達9人は、いつでも一緒だった。この中の誰かが居なくなるなんて想像もつかなかった。しかもキャプテンが居なくなるなんて…
気が優しくて、力持ち、実家が金持ち、試合になると美味しいハチミツレモンを作ってきてくれた最高のマネージャー、そんなキャプテンが…
しばらく沈黙がつづいた後ポツリと誰かが聞いた
「死因は?」
そうだ!まだボクも聞いていない。
「あの時の傷だよ…」
あの時?
「7年前の、あの時の傷だよっ!」
一瞬、皆の顔が凍り付いた!
「あの時の『七年殺し』か…」
『七年殺し』
(ある武術を極めた者だけが使える奥義。腰をおとし、両手を合わせ小指と薬指を丁寧に折り曲げ狙いをさだめヒジを思いっきり後ろに引き
「パックンチョォ!」
の声と共に鋼鉄と化した中指と人差し指を敵の肛門めがけてブチ込むという恐ろしい奥義だ。その奥義を受けた者は七年後に突然死ぬという。) 七年殺しの言葉を聞いて、皆がいっせいに視線をある人物にやった!
キャプテン森山の母だった。
キャプテンの母は、
「パックンチョォ!」
と叫びながら住職の肛門を突き上げていた。
その晩、村に九回の「パックンチョォ!」の叫び声が響いたという……
- 田舎の友人から久しぶりに電話があった。結婚の報告か?と思い電話にでてみた。