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    • 2012/5/3 18:54
    • 追記『見立て髪結新三』と歌舞伎と映画
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    • emoji)『見立て髪結新三』
       
      初鰹と(お)熊
       
      鰹、色が悪い…。
       
      旧い型。当然スマートフォンでもなんでもありませんので、携帯カメラの限界を感じます。

       
      諸事情のため、今月は『髪結新三』と『め組の喧嘩』喜三郎内の出る中村座へ行かれないのが残念。

      ですが、『髪結新三』(『梅雨小袖昔八丈』)をもとにした映画『人情紙風船』も好きです。
       
      歌舞伎の新三は良くも悪くも些か大袈裟に"それらしく"しかし"それそのものではない"ように書かれていますが、映画というフィルターを通った『人情紙風船』の新三は歌舞伎よりリアルで、見栄っ張りではあるけれど"生活していくこと"を常にどこかで考えているような小心なところのある、まさに小悪党。
       
      そんな生活感のある新三ですから話の筋も自ずと歌舞伎とは違ってきます。
       
      それから、『人情紙風船』の新三は一寸だけ人に優さしい。
       
      でも、その優さしさは訣して他人を思う、俗に謂う尊い心から出るのではありません。
       
      彼の優さしさは総て、自らの生活を円滑に行っていくための、身についた小悪党の一種のスタイル。
       
      「愛嬌売る商売(ショウベエ)だから――」
       
      汐入の隅田川の風ような辛口の人情が滲みる映画です。

       
      ――吹けよ川風、上がれよ簾。

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