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- 2018/5/1 0:05
- 第17回「国本はる乃ネタおろしの会」
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- ー浪曲道楽亭vol.69ー
「国本はる乃 ネタおろしの会」
■第17回
◎2018年4月22日(日)・14:00開演。
●於、道楽亭Ryu's bar
『秋色桜』
国本はる乃、曲師…馬越ノリ子
『芝浜の革財布』
木村勝千代、曲師…馬越ノリ子
ー仲入りー
『義侠伝』
国本はる乃、曲師…馬越ノリ子
新宿の道楽亭で若手浪曲師の国本はる乃さんの勉強会がスタートしたのが2015年の6月。以来隔月に一度のペースで続けて来ましたが、早いものでもうすぐ三年目を迎えます。毎回一席ネタ下ろしに挑戦され、数えること17本になります。
今回は『義侠伝』に挑戦をされましたが、後半の長い節を乗り切り、またしても名演を見せました。
弱気を助け、傲れる者を改心させ大団円を向かえるお話も大変素晴らしかったです。
勉強会のネタおろしだからと甘えを排し、真剣勝負で完成度の高い舞台を見せ、感動を致しました。
また、一席目に『秋色桜』を読まれましたが、前半は名調子でとても良かったですが、終盤の一番の見せ場が珍しく今一でした。三席目のネタ下ろしを含め、この所大当たりを続けて取っていたので、惜しいと思います。弘法にも筆の誤りがありますので、また次回に期待をしたいです。
二席目は木村勝千代さんがゲストで登場。後輩に胸を貸し、十八番の『芝浜の革財布』で舞台に華を添えました。
話の筋は落語と同じですが、ただ落語に節を付けるのではなく浪曲ならではの構成が組まれているのが特筆です。
夫婦の情愛を木村の節で浮かび上がらせ、聴き終えた後の余韻が清々しかったです。
三味線は馬越ノリ子さんが立て弾きで勤められました。演者を引き立て、話の世界を彩る撥捌きでした。
はる乃さんもテレビやラジオのマスメディアを始め、あちこちから声が掛かる人気者になっています。こういう勉強会で地道な努力をされておりますので、スターになられた時も人気頼りにならない揺るぎないものになるでしょう。
また次回の会を楽しみにしております。
- ー浪曲道楽亭vol.69ー