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    • 2017/9/7 19:51
    • 大塚英志『物語の体操』1-16
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    • 22.ミステリー・逆 信頼 知恵 意思・逆 慈愛 理性・逆 生命・逆

       明治期、初頭。支配者の変わり目で主人公のタイスケは餓えに苦しんでいた。母親には盗みはいけないことだと教わっていたがそれでも彼は野菜類を市場から盗みだしてしまう(意思・逆)。捕まってしまったが、後の闇市場の創始者であるカンベに拾われる。数年がたち、闇市場の管理を任されるまでになったタイスケ(信頼)は、米の輸入に立ち会ったときにハコトという女性に出会うが、彼女は政府側の人間だった。彼女はある病院の看護婦であり、政府の支援だけでは足りない食料を闇市場で蓄えていた(慈愛)。一時は彼女が女神のように見えていたが、彼女に群がる患者がどうにもキナ臭く感じたタイスケ。彼はカンベら組織の人間の力を借りてそのキナ臭さを解き明かしていく(知恵)。そこで見えてきたのはドイツの新型ウイルスの生態実験であった。ハコトはその実験の片棒を担いでいた。患者はなにも知らずにウイルスに侵されて操り人形に成り下がっていく(理性)。
       ハコトはタイスケの動きに気づき、カンベらの組織が生態実験をしていると政府に言い出す。拘束のあと、彼らを待っていたのはウイルスの実験台だった……(生命・逆)。

      23.青春 生命 意思・逆 秩序 調和・逆 寛容・逆 理性・逆

       命の糧はどこにあるか、と聞かれてマルイチはこう応える。まだ見えぬ、地平線のさきにある(生命)。マルイチは元々小さな町の住人だったが、そこは灰色の町と形容していいくらいに、人にも背景にも色彩がなかった。あるのはただの慣例と必然、繰り返す出社と帰宅。休みの日は用意された娯楽で遊び、欺瞞を抱えて再び繰り返し。そんな観察箱の生活しかその町にはなかった(秩序)。そんな彼を助けてくれたのは、外部からきた人間で、今までも観察箱をみつめる人々はいたが、そこから出そうとするものはいなかったが、彼・スチュワートは違った。彼の足跡は灰色を虹色に染めあげて、その後を追うマルイチの姿も色彩豊かにしていった(調和・逆)。しかし、それを阻止する町人たちが彼を灰色に塗りつぶそうとする(寛容・逆)。マルイチは町を去ることしかできず、そのまま旅に出ることとなった(意思・逆)。彼は旅の中でタカがはずれたように喜び狂う(理性・逆)。

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