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    • 2017/9/1 20:32
    • 大塚英志『物語の体操』1-11
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    • この物語はフィクションです。

      17.青春 節度・逆 変化 至誠・逆 意思 誓約 解放

       クラス内では月島むつみという女の子は一種の爆弾を抱えていた人物だった。それは彼女が大地震があった被災地の学校から転校してきていたからだ。初めは誰もが話そうと心がけたが、どこか自分たちとは違う雰囲気をどうしても感じてしまい、話かけられずにいた。それは日々表面化してついにむつみは独りになってしまった(至誠)。主人公のハナエは無神経とは違うが、少し言葉選びが下手で、震災のことをいってむつみを怒らせてしまう。しかし激情したハナエもむつみに対して被災者は偉いのか、そう聞いてしまう(節度・逆)。その日からクラスは二分される。むつみを同情する会とハナエが正しいと密かに思う会。二つは水面下で学校生活に影響を与え合った。もともとむつみは気を使うべき人間であることは正義だったので、ハナエたちのグループは肩身が狭い思いをする。(意思&誓約)。
       やがてハナエたちは悪役にされてグループの人数も少なくなっていく。そんなあるとき、震災がおこる。むつみが体験したものとは程度が違うが、NHKが騒ぐほどには規模の大きなもので、津波もきたし、飾っていた家具もおちたし、数人の死人もでた(変化)。
       また奴が得意げな顔をする、そう思っていたハナエだったが、不可解なことにむつみとそのグループは心なしか、離れ始めている印象をうけた。それはみんなが平等になり同時にむつみのことなんて考えていられなかったからだ(解放)。

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