YJ三厳さんとモバ友になろう！
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- 2021/4/13 0:45
- ネタ三味～変受の話④
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- 月の明かり 青い夜に光る♪
あの日々の輝き 照らし出す様に♪
前回の続き
時間を作っては打ち込む日々、ｱﾆﾒ版権専門店だけあって誰もｱﾆﾒ版権以外の島は打ち込まれない故に、何時行ってもお宝台は全く回されていなかった
誰も回さないから選び放題取り放題、機械割が高い台を探すだけの簡単な遊び
割を下げられないように、打ち込みは数千回転、流すﾒﾀﾞﾙは二千枚弱
そして、閉店後の数分は二本髪との会話
「私に会いに来てるんですよね」
「ｽﾄｰｶｰじゃないんだからそんなことあるかい」
そんな挨拶を交わす日々
下手すると二周り近くの年齢差の二本髪との会話は宝石の様な輝きを放っていた
月が変わり四月、二本髪がいない日が二日続いた
おかしいと思いつつｲﾝｽﾀをﾁｪｯｸすると、二本髪のｲﾝｽﾀと卒業の文字が投稿される
「さよならも言わずに居なくなったのか」
その日、何故か自分は打ち込みに行けなかったと、同時に自室で膝を抱えてﾊﾞﾗｰﾄﾞを繰り返し聴いていた
「もしかして自分は失恋したのか!?」
そんな訳はない
二周り近くの年齢差の有る二本髪に恋愛感情を抱くのは間違っている
そんな馬鹿げたことは有り得ない
が、しばらく立ち直ることが出来なかったのも事実である
とは言え、打ち込んで儲けが有るなら止める理由はないので通ってはいたが、どうもｱﾆﾒ版権以外の島がｦﾀｸに目を付けられた
しかも、相手は根性なしの小僧っ子、随分と荒れたﾃﾞｰﾀが目立ってきた
ｺﾞﾄ師は犯罪者、打ち手は浮浪者、子供は無邪気な守銭奴
競争が起こるなら、簡単な遊びに闘争が生まれるなら、自分は貧困の労働者に戻る時が来たように思う
四月の一週目自分は全ての貯ﾒﾀﾞﾙを交換した
あぁ二本髪よ
今なら素直な気持ちを言葉にできる
「私に会いに来てるんですよね」
「君がいるからこの店で打つんだよ」
月の明かり 青い夜に光る♪
あの日々の輝き 照らし出すように♪
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- 月の明かり 青い夜に光る♪
