火七さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/10/16 19:36
- まだまっだ続く
-
- コメント(0)
- 閲覧(11)
-
-
- ここから⇒
『リンク:「ストーリー・セラー」感想/火七』
『333のテッペン』佐藤友也
悪いけど、これが一番酷かった。
一人称は精神の安定したキャラでお願いします(笑
土産物屋で働く土江田が主人公。文の端々にどうやらこいつ昔は裏社会の殺人鬼か何かだったんだな、とちらつかせているんだが、それはいいんだが、土江田の言動に矛盾が多すぎる。殺人事件の犯人やトリックはどうでも良いとかいってるのに、「あぁトリックが分からない」「・・・そこまでオレの人格は孤立していない」「オレの人格が安定しない」・・・?なんだそれ。多重人格者?その表現も意味分からない。
トリックや事件が見せ場の話ではないことは分かっているけどそれでもトリックが適当すぎる!!被害者側の説明に納得いかねーよコレ!!あとさ、最後に痛いほどテーマというかいいたいこと伝わってきて「普通に生きて普通に死ぬ。それがオレの幸せだ」って言ってるのよ。うん、分かった。それが結論だな。しかしよ、最初こいつコンビニ店員に内心「近いうちに殺害しなければならなかった」って言ってるよ。え?ジョーク?わからねーんだよどっちか。心代わりにしては事件に土江田が関係なさすぎて唐突にしか感じない。それにもうすでに「普通の生活」を送ってるのに「殺害しなければ~」は今更すぎるわ。
小説は文字だけだから、他のメディアと違って強い言葉は強い言葉のまま受け取られるじゃん。例えばそれがアニメなら映像と声もあいまって強い言葉も可愛く感じるかもしれない。同じ内心での「死ね」でも、小説は言葉通りに憎しみをこめて受け取られるかもしれないが、アニメじゃツンデレに聞こえるかもしれない。この主人公はずいぶんと内心理不尽な悪態ばっかついてるんだが、それが不快だ。コロシアンジョークかもしれないけど、文字だけじゃそれが分からない。内心じゃフォローも突っ込みも皆無だからさ。
伊坂幸太郎が同じ設定、同じ事件、同じ結末でやったらもっと自然だろうに。「ん?おかしくねココ」などと伏線に気づかせず、「そっか!」ってなれそうだ。主人公の一人称にももっとおかしみをもって(洋楽好きの設定になってそうだ)読める内容になりそう。
これ伏線が隠れてないよ。いつまでも「おかしくね」って引きずりながら読んでたわ。
伊坂厨でホントさーせんwwww
好きな人すみませんでした。個人的感想なので・・・。
次で最後だ!!
- ここから⇒