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- 2011/10/16 19:21
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『リンク:「ストーリー・セラー」感想/火七』
『ストーリー・セラー』有川浩
『塩の街』が気になっていたので有川浩も買う決め手の一つでした。友達からは自衛隊とSFというキーワード?をよく聞いていたのですが・・・・ハイ、きた。一行目からSFですよ!
しかしまぁ本編はSFではありませんでした。冒頭、妻の病名から始まり、妻との出会い・人生の転機・病気発祥の経緯・そして妻の死を遡っていく恋愛小説でした。ミステリー的なものを読む気でいた私は驚きました。SFちっくなのは病名だけです。
良い意味で、中学生みたいな小説。
病気も、妻の性格も環境も主人公の行動も、すっっっっごく文章力のある中学生がかけそうというか・・・違うの、高校生じゃ書けない。中学生みたいだと思ったの。だから、良い意味なんだと思う。
ただね、冒頭の行数の取り方、それから何回かに見られた見開き丸ごと同じ文字の羅列(「好き好き好き好き・・・・」とか)がライトノベルみたいで好きじゃない。ラノベだと思って読んだなら別にどうも思わないけど、小説なんだよ。小説なんだよね、悪いけど、幼稚というかさ・・・。そういうところも含めて、中学生みたい。
面白かったとは思う。
『玉野五十鈴の誉れ』米澤穂信
これは面白かった!一番面白かった。ダークでね。世界観は恩田陸の『麦の海に沈む果実』『黄昏の百合の骨』の理瀬のシリーズに似てると思います。閉じられた世界での残酷だけど美しい話。金田一幸助に出てきそうな一族。
会話に多くの引用文(論語とか古典)がでてきて、恥ずかしながら引用元さえ分からない上に読んでも意味の分からないものばかりだったけど、多分それでいいのよね?(笑)
まだまだ続きます
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