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- 2014/3/20 20:57
- 病気のこと10
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- 2/26(水)
MRI検査の日。検査事態は15時からだったが、I病院は職場からかなり離れているため今日も上司に言って休みをもらう。
午前中は寝て過ごす。血尿が出ると気が滅入るのでトイレは怖々といった感じだ。ただしどんなに気を遣っても出るものは出る。
午後になり、I病院へ向かう。
検査のみだと受付を通す必用がないそうで、直接検査室へ行った。
特に待たされることもなくMRI室へ。造影剤の同意書を書き、検査着に着替える。
CTの造影剤の点滴が痛かったので覚悟していたが、拍子抜けする程痛くなかった。どうやらCTの造影剤とは針の太さも長さも違うらしい。
MRIの検査はただただうるさかった。耳の保護のためと緩いメロディの流れるヘッドホンを着けたが、検査が始まればそんなメロディは全く聴こえなくなる程の大音量だった。
検査は40分程で終了。結果は2日後。
2/27(木)
久しぶりに出社する。
上司や部下に不在を謝りつつ仕事に戻る。
僕の職場は「溜まっている仕事」というものはあまり無いが、日単位で依頼が来るので会社に来れば即仕事である。
同僚達には病状はどうなのかと訊かれるが、まさか腎腫瘍を疑われているとは言えず、結石かもしれないという話をした。嘘は付いていない。
今日は明日の結果のことばかり考えていた。状況は悪い方の材料が揃っている。腫瘍なのだろうか、腫瘍だとしたら悪性か良性か。腫瘍でなければ何故出血しているのか。
最初はあれだけ嫌だったのに、今となっては結石であって欲しいと願うようになっていた。
2/28(金)
診断結果が出る日。
朝から血尿も無く、痛みも無い。やはり腫瘍なんてないさという気持ちで病院へ向かう。
I病院に着くと、ほぼ待ち時間もなく診察室に呼ばれる。
中ではS先生が2日前に撮ったMRI画像を準備して待っていた。
「やっぱりねぇ、腫瘍だと思われます」
前置きも無く、核心からの話だった。
放射線科や外科の医師にも見てもらったそうだが、S先生も含め皆、腫瘍で間違いないだろうとの所見だという。そして腎臓に腫瘍ができた場合、良性である確率は1割程度で9割方は悪性ですと続ける。
僕はこの時程、冷や汗が身体を流れる感覚をはっきりと感じた事は無いと思う。
血尿が出てから約2週間。ようやく僕の病名がはっきりした。
僕は腎臓癌だった。
- 2/26(水)