理想的な筋肉さんの日記

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- 2011/5/19 3:35
- 体験談
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- 犬鳴峠…
  
  あれは高校生の冬に
  私が実際に体験した話です…。
  部活も引退し遊び回っていた時期で､
  特に県内の心スポ巡りにハマっていました。
  
  久し振りの顔ぶれでテンションも上がり
  車内ではバカ騒ぎしてました
  お決まりの怖い話も一通り終わり
  犬鳴峠に着き､トンネルを通る前に
  ダムに寄ろうって事になりました
  
  私達はﾊﾁｬﾒﾁｬな荒らし行為をして
  楽しけりゃ良いという安易な気持ちで
  次の目的地､犬鳴トンネルに向かったのです｡
  
  この時地元まで引き帰せばよかったと
  私を含め皆が後悔するのでした｡
  
  若宮側から新トンを下り終え､
  休憩してから旧道に行こうと
  したのですが､この休憩中から
  どうも憑いてたみたいで､
  体中が怠くすでに
  手足が痺れてました。
  この事を友達の一人に話すと､
  見事にスルーされます｡
  
  車は久山側からトンネルに
  向かうにつれ､体中が痺れ､
  汗も尋常じゃなく
  呼吸がうまく出来ないのは
  流石に焦りました!!
  本当にきついです(*´ω`*)
  
  友達に言えど信じて貰えず
  普段キレる事はないのですが
  この時ばかりは心中
  ぶちキレてたのを覚えています｡
  
  そして何気なく外の景色を見ると
  新トンの手前辺りで青黒く
  光っている少年がいました｡
  ビックリしました！
  
  『これ目とか合わしたら
  いけんやつちゃうん？』
  とか思っているうちに
  だんだん近づいて来ました。
  
  すると………
  バッチリ目が合って
  しまったのです!!(ﾟДﾟ)
  
  ウインクでもかましてやろうかと
  思ったのですが実行する勇気も無く
  失敗に終わり､そこからダムのところまで
  記憶が微かにしかなくて
  
  彼は私の頭の中に直接、
  
  『痛い痛い痛い』
  『苦しい苦しい』
  
  等を私に伝えてきました。
  
  『トンネルまで戻りたい』
  みたいな事を言った気がして
  私は友達に
  『トンネルまで戻れ!!!』
  と言ったのですが何故か
  とりあえずコンビニに行こうと…
  後で聞いたら私がふざけて憑かれた演技を
  していると思っていたとのこと(笑)
  
  下のコンビニに行く事になり
  この時から肉体的に限界が来ていました。
  体中の痺れで腹筋や背筋､
  お尻や腕をつっていて
  体をくねくね延ばさないと
  激痛が走るからです。
  
  そしてダムからコンビニまでの間
  私は声を出して泣いていたそうです。
  友達の前で初めて泣いたので
  みんな驚いていました｡
  
  そしてコンビニについて
  車の外に目を向けると
  電柱の後ろで私をずっと
  睨み付けていたのです……