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- 2010/3/12 21:37
- いのち
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- 雨が降っていた
どしゃぶりの晩 濡れた地べたに傘を突っ立てた
しゃくり上げた瞬間
喉をかっ斬り悔しさを幾度もタバコの火で焼っきった
海になりてぇ 激しくうねり狂うほど
海になりてぇ あれは確か俺、19の冬だった
中途半端な親切よりもっとしゃにむに生きた
中途半端の慰めなどに振り向かず走り抜く命が好きだった
風が言葉になった
吹きっさらしの言葉から心という響き探した
うら優しい母の愛より
物言わぬ親父の背中に甘え抱かれたかった
正義に倒れ死んでいった者達の墓の上に
こっそりつばを吐き弱者を気取る大馬鹿野郎
刑務所(むしょ)も娑婆(しゃば)も流れる水はやっぱり同んなじだった
うら寂しい人情の陰の荒くれた厳しい命が好きだった
道は後ろにあった
過去という名の貧弱な俺の足跡があった
逃げても追いかけた
逃げる自分を許さぬもう一人の俺が
強い者ほど細やかな風に泣き
みっともないくらいの恥を誇りに思うものだ
すたれて貧しくたかるよな大胆不敵より
乱拍子で脈打ちながら希望へかじりつく命が好きだった
すたれて貧しくたかるよな大胆不敵より
乱拍子で脈打ちながら希望へかじりつく命が好きだった
by長渕剛
- 雨が降っていた