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    • 2016/9/14 17:02
    • ふじさんへ【月夜の誓】④
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    • 寺田屋に戻ると、中岡が入口に立ち
      心配そうな顔をして出迎えてくれた。

      「あまり遅いから心配しましたよ…って、
       お客さん…ですか?」

      「…あぁ、そういうことになる、のかな」

      「そうですか。
       では、龍馬さんも呼んで来るっス!
       お話は武市さんのお部屋で良いっスか?」

      そう中岡に言われ、僕は後ろを振り返り
      「…とりあえず、もう夜も遅いので
       客間を借りる訳にもいかない。
       僕の部屋でお話を聞くということでよろしいですか?」
      と確認すると、
      「はい」といちごさんが返事をしてくれたので、
      「ああ」と、中岡に返した。

      「承知」

      そう言い残すと、龍馬の部屋の方へ行ってしまった。

      いちごさん達と合流してから、
      すっかり話さなくなってしまったふじさんに顔を向けるが
      いちごさんが何故か僕をねめつけるかの視線だけ寄越し、
      ふじさんはずっと俯いたままだ。

      助けたことを恩に着るつもりはないが、
      睨まれるほどのことをした覚えはない…。

      部屋に通し、以蔵に茶の用意を言い付け、
      座るよう勧めると、ふじさんを真ん中に挟み、
      少し後ろに控える様に、いちごさんと男性は腰を下ろした。
      程なくして龍馬と一緒に来たらしい
      中岡の声が障子の外から掛かる。

      「入ってくれ」

      「失礼するっス」

      障子を開け、入って来た二人は
      先ほど暗がりでは顔には気付かなかったらしい中岡は絶句し、
      龍馬はふじさんといちごさん、それに連れの男性を見て
      「こりゃ、またえらい別嬪さんを二人も連れて来ゆうとは…。
       それにこちらはおんしにえらく似ておるが、
       おんしは、双子じゃったかの?」
      と、皆の顔を見たあと、いつも通りに僕を茶化してきた。

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