八重。さんとモバ友になろう!
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- 2013/6/4 17:49
- 看護日誌
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- 月曜日に月初めの全体朝礼がありました
そこで私が大好きな看護部長がこんな話をしました。
うちの病院に常連の(笑)
高齢な患者さんが
【私この前までまた入院し
皆さんには大変お世話になったけれど
またまたもし入院するようなことがあったら
こちらの病院で死にたい
だからもし私が救急車で運ばれる時が来たら
どうかベッドが一杯でも
受け入れを断らないでくださいね
私を知ってて下さる、優しい皆さんに囲まれて
私は逝きたいから、その時はお願いしますね】と。。
京都大学院のカール・ベッカー教授の
【死生学】って講義を
拝見したことがあるが
人間て『どう生きるか』とか
『今を生きる』とか
生きることは考えるが
【どう死にたいか】を考え無いものだと
どう死にたいかを考えると
そぅ死ぬ為には今何をするべきか
今出来ることは何だろうと
見えてくるものだと
結果それが『どう生きるか』へと繋がるのだと
簡単に言うとそんな話だった
毎日、何台も救急車の受け入れをしつつ
外来業務をしていると
色んな方の人生を垣間見ているような気がしてきた
この前は鹿児島の知覧基地から飛び立ち生還した
特攻隊の生き残りのお爺ちゃんが搬送されてきた
認知症もあり、すっかり痩せ細ってはいたが
面差しには旧日本兵の威厳が感じられた
特攻隊って
二十歳前後の若者が皆
片道切符で飛び立って行ったのだから
この方も自分の青春と引き換えに
今の日本の礎となってくれた方なのだと
出来る限りのお役に立ちたいと心から思った
認知症って
【辛かったこと、悲しかったこと、人生の嫌なことをみんな
もぅ忘れていいんだょ
よくここまで頑張りましたね】って
天からのご褒美なんだと
善光寺さんの尼僧さんが仰ってたことを
思い出した
確かに今の時代
お金が無いと、そうそう施設にも入れない。
でも施設に入ったからと言って
事務的なところだと
それが幸せな死に場とも思えない。
私が今出来ることは
ほんの数時間、数分かもしれないけれど
病院で出会った方が
ホッと安堵出来るような一時を作ることな気がする
なぜか認知症が深刻な方に
私は好かれる(笑)
素敵な笑顔を見せてくれたり
甘えんてくれたり
私もなんか幸せな気分にしてもらえる
最近気づいたが
採血にしろ内視鏡検査(胃カメラなど)にしろ
緊張して真っ青になったりするのは
だんぜん男性が多いと気づいた(笑)
- 月曜日に月初めの全体朝礼がありました