二矢☆ﾟ+｡さんの日記

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- 2011/7/7 0:49
- 父が残したもの。
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- 先月7日朝、父が他界しちょうど1ヶ月となりました。
  早いような、それでいてまだ実感がないような…
  もう13年離れて暮らしていたせいもあり実家に行けばいつものように部屋からひょっこり出て来て｢あんばいようやっとるか？｣と言いそうな…
  
  私は本当に親不孝娘で諸事情でたった1人の兄弟である弟に不信感を抱かせ長い間不仲が続いていました。それを父はずっと心配していて多分具合が悪くなる数日前に切れ端のような紙に、弟に宛て
  ｢お姉と仲良く、お姉を頼む｣
  と、力無い下手くそな字で書いてあるのが危篤状態の中父の引き出しから見つかりました。
  
  弟も私も大声を上げ泣きました。
  二人して抱き合って泣きながら入院中の父を思いなきました。
  
  それから父が逝ってしまうまで私達兄弟は父の前で仲良くする事ができました。父は既に意識は混濁していて私達の姿は解らなかったかもしれませんが、一瞬意識がはっきり戻った一晩に弟は父としっかり会話出来男同士の約束をしたそうです。
  
  父は金銭と言う財産は残さなかったけど目に見えない大切な物を残してくれました。
  
  元々、私達兄弟は仲が良かったので仲直りのきっかけを父が作ってくれた事に感謝し今は以前通り仲良くしています。
  
  不器用な父でしたが本当に心から愛情を注いでくれていた事を思い出しました。
  大人になると忘れてしまう事を思い出させてくれました。
  
  お父さんありがとう。