夕映さんとモバ友になろう!
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- 2014/2/27 2:14
- とろける恋の味・その3
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- 手作りチョコの定義について、「市販のチョコを使った方が、貰う方も気が楽」と一応納得したところで型入れが終わりました。それを冷蔵庫に入れて、とりあえずは作業終了。後はチョコに書く文字を考えなければいけませんが。
「……チョコが固まってからでも遅くはないでしょう」
わたしは手持ち無沙汰になった約一時間、読書をして過ごすのでした。
◆◆◆◆◆
バレンタイン当日。やはりというか、校内は多少浮ついた空気を感じられます。チョコを貰って歓喜する人、貰えず落胆する人。チョコを渡せず落ち込む人、励ます人。悲喜交々な一日ではありましたが、どうやらリトルバスターズにはあまり関係ないようで。
神北さんや能美さん、三枝さんが男性陣にチョコを配り歩いたようです。
「わたしもそうすればよかったですね……」
わたしが今日用意したチョコはひとつ、だけ。昨日作って綺麗にラッピングした、このひとつ。
あからさまな『本命チョコ』です。
「……どうやって渡せばいいのでしょう…?」
チョコを渡すシュチュエーションを想像し、ひとり赤面。上手く渡せるでしょうか……?
「そういえば」
能美さんがあとひとつ、誰にも渡してないチョコを持ってました。おそらく本命であろうそのチョコを、どのようにして相手に渡すのか。
「…………詮索するのは野暮、ですね」
チョコを渡す能美さんと、受け取ったあの人との、初々しい情景を想像し、少しの自己嫌悪。
わたしは何を考えているのでしょう……。
失敗してほしい、なんて思ってない、思えない。けれど、幸せそうに笑う能美さんとあの人の姿を妄想すると、胸が少し痛みます。
- 手作りチョコの定義について、「市販のチョコを使った方が、貰う方も気が楽」と一応納得したところで型入れが終わりました。それを冷蔵庫に入れて、とりあえずは作業終了。後はチョコに書く文字を考えなければいけませんが。