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    • 2014/2/27 2:13
    • とろける恋の味・その4
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    •  ふと。友情と恋愛の板ばさみに苛まれた、昨日読んだ小説のキャラクターを思い出しました。彼は結局、友人より恋人を取ったために、その後も罪悪感を抱き続けていました。最終的には、遺書という形で自らの生涯を残して亡くなったのですが……いえ、小説の話を現実に当てはめて考えるのは無理がありますね。そもそも前提が違うのですから、当てはめてみたところで、参考になることもないでしょう。
      「西園さんっ」
      「ひゃぅ!?」
       物思いに耽っている時に声をかけられると、自分でも驚くような声が出ますね。
      「……西園さん?」
       ……声をかけてきたのが、考えていたことの当人ならなおのこと。
      「ごめん、驚かせるつもりはなかったんだけど……」
      「だ、大丈夫です。すみません、変な声を出して……」
      「あはは、確かに少し意外だった。西園さんがあんな声を出すなんて」
       件のあの人――直枝さんに笑われて、自分の首から上が赤くなるのを感じます。……恥ずかしいです。
      「……それで、直枝さん、わたしに何かご用ですか?」
      「ああうん、恭介が今日の練習は休みだって」
      「わかりました。ですが…」
       それくらいならメールで、と言いかけたところで、自身のレスポンスの遅さを思い出し、わざわざ気を使わせたことに思い至りました。
      「……すみません、わざわざ教えに来てくださって……」
       頭を下げるわたしに、直枝さんは何故か恐縮したように「気にしないでよ、こっちの都合で練習がなくなったんだから」と言います。

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