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    • 2015/11/29 16:25
    • 娘婿の死-1
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    • 先日、娘婿が他界しました。
      事の起こりは「白血病」
      「白血病は必ず治ります」
      主治医の言葉を希望に、頑張った3年間の闘病生活でした。
      治療と検査を繰り返した結果、骨髄移植を決意。
      ドナーは、娘婿の実のお兄さん。
      移植前の検査では極めて高い適合値が得られました。
      「これなら大丈夫です。必ず成功します」
      主治医の言葉通り、手術は大成功。
      とは言ってもすぐに退院とは参りません。
      治療の時に使用した抗がん剤の後遺症の克服。
      移植手術による合併症との闘い。
      それでも娘婿は少しずつ回復に向かいました。
      体力も戻り、血色も取戻し、ようやく退院に漕ぎ付けました。
      「再発の可能性は極めて低いです。完治と言ってもよいくらいです。一年以内には社会復帰ができるでしょう」
      主治医のそんな言葉に、娘夫婦と二人の孫娘の喜びはいかばかりか…。
      私たち夫婦もホッと胸を撫で下ろしたものです。
      自宅での療養と定期的な通院治療が始まりました。
      回復は順調に進んだかに見えました。
      思い切って家族旅行にも行けました。
      しかしその裏で、病魔は秘かに進行していたのです。
      医者の指示に従って、いくつか発症した合併症も一つ一つクリアできていたのですが…。
      移植した骨髄が、一番恐れていた肺を攻撃し始めたのです。
      少しずつ呼吸が難しくなり、ボンベの助けが要るようになってきました。
      食事が呑み込めず、回復に必要な体力と筋力が衰えてきました。
      歩行が困難になってきて、車いすでの移動を余儀なくされてきました。
      そして11月6日、
      「意識不明、緊急入院」の事態に至ったのです。
      そこで自分は知りました。
      不治の病と言われた「白血病」を完治させた現在医学でもどうにもならないことがあることを…。
      劣化した肺は呼吸を許してくれず、生きるためには酸素の供給が必要です。
      それは簡単でした。
      酸素吸入器を使えばいくらでも送り込むことができました。
      しかし、酸素を吸入すればするほど体内に二酸化炭素がたまっていくのです。
      それが血液によって運ばれて、脳を、心臓を、内臓を、器官を破壊していくのです。
      生かせる為に酸素を送り込むことが、皮肉にも、確実に死に近づいていくことになるのです。

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