†‡白石‡†さんとモバ友になろう!
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- 2009/11/26 13:49
- 『弁当』
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わたしの母がつくる弁当は毎日からだが弱いからか、不器用だからかわからないが
いつもお世辞でも美味しいといえないような弁当だった。わたしはそれが恥ずかしくて
毎日ゴミ箱に捨て、食堂で食べていた。
ある朝母が「今日は○○ちゃんがすきな海老をいれたからね」といってきた。 わたしは聞く耳をもたず無視して弁当を持って家をでた。
学校で弁当をあけてみるとそれはひどくへたくそなものだった。
殻もむけてないものだった。
わたしはまたゴミ箱に捨て昼食を食堂でたべた。
帰宅すると母が「今日の弁当どうだった?」
としつこく聞いてくるので「あんな弁当捨てたよ!!今度から弁当つくんなくていいから」と強く言い放つと「気付かなくてごめんね」と涙ぐみて呟いていた。 それを機会に母は弁当を作らなくなった。
その半年後母は死んだ。前から病気だったらしい。
母の遺品を片付けていると1つ日記帳が奥からでてきた。
見てみると「今日は卵焼きを入れた。手がふるえてうまく焼けなかった。」
「今日はおにぎりを入れた。あまりうまく三角にできなかった。」
など弁当の事ばかり書いてあった。
そして、「今日は○○の好きな海老を入れた。手が震えうまく殻がむけなかったけど喜んでくれるかな。」
と書いてあり、それからは日記が書いてなかった。
なんで食べてあげられなかったんだろう。
長々とすいませんm(__)m
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