霧亜さんの日記

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- 2013/11/11 1:05
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- 僕はつい最近まで数年前の1部の記憶が消えていた
  そして最近思い出したんだ
  僕には「兄さん」がいた
  兄さんって言っても血のつながりなんてなくて
  だからって義理の兄弟ってわけでもない
  僕の面倒を見てくれる優しいお兄さん
  僕は横断歩道を渡ろうとしていた
  向こう側には兄さんがいて僕を待っていた
  はやく兄さんと並んで歩きたくて信号とにらめっこしたの覚えてる
  青になった瞬間、僕は走っていった
  そしたらトラックが突っ込んでくるんだ
  兄さんは僕を突き飛ばした
  守るために
  兄さんはトラックに跳ねられてしまった
  ぶつかる鈍い音
  真っ赤な血
  今でも鮮明に覚えてる
  それ以降は覚えてない
  こんなこと考えちゃいけないって言われてるし頭では違うって分ってる
  でも「僕のせいで兄さんが死んだ」
  そう思わずにはいられないの
  
  前ほかの記事で男性恐怖症だって言ったっけ？
  まぁいいや
  友人の話を聞くと僕の男性恐怖症は兄さんが死んでしまってからなんだって
  情けないよ
  命懸けで僕を助けてくれたのにそれを「怖い」と思うなんて…
  兄さんに申し訳ない
  どんなに悔やんでも兄さんは帰ってこない
  でも悔やまずにはいられない
  僕の罪は兄さんを死なせたこと
  僕の罰はそれを受け入れ生きること
  分かってるけど僕は逃げようとしてる
  だからこうして日記に書いてる