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    • 2020/6/11 22:27
    • 知りすぎた少女 レビュー
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    • 知りすぎた少女

      ★★★★☆

      監督 マリオ・バーヴァ
      出演 レティシア・ロマン、ジョン・サクソン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ルイジ・ボノス
      製作国 イタリア


      叔母がいるローマにやって来たノーラ…。しかし、その夜…。叔母は病が悪化して突然死してしまう。動揺し外へ飛び出したノーラだったが今度は引ったくりに遇い気を失ってしまう。目を覚ますと広場の端で背中にナイフを突き立てられた女が絶命する殺害現場を目撃し再び気を失うノーラ…。再び目覚めると雨で殺人の痕跡は消されてしまっていた…。

      先日、発売されたマリオ・バーヴァ大回顧第一期から面白かった作品レビューですemoji

      イタリアサスペンス(ジャーロ)の原点になったという触れ込みに気になっていた一本…。

      ジャーロと言ったら凄惨なグロ描写が魅力の1つでもありますが、こちらはグロさは皆無ながらシナリオ内における仕掛け所に特化したサスペンススリラーになっております。

      ダリオ・アルジェントから入った自分としてはジャーロに対する固定観念があったのですが、この呼称を確立していったのはアルジェント自身でもありますからね…。

      ただ、アルジェントが影響を受けたというだけあり終始、犯人推理に営んだ布石は共通点が多々あるものであり引き込まれましたemoji

      推理小説好きなヒロインが推理小説ばりのミステリアスな事件に巻き込まれていく…。

      冒頭、彼女を襲う幾多の不幸の畳み掛けに観客の心を鷲掴みにしますし、好奇心から事件に巻き込まれていくプロットの使い方も面白いですemoji

      時折、コミカルに見せるジョン・サクソンの立位置など緩急の付け方も印象的…。

      美女率高めのイタリア作品らしくレティシア・ロマンの健気さにも華がありますemoji

      犯人解明に至るまでの小道具やシチュエーションも伏線として上手く用いており、見せ方に優れた逸品emoji

      あと他の作品も観る限りマリオ・バーヴァという監督は職人気質な説得力のある演出に長けた御仁なのが共通してうかがえてきますね。

      個人的には嫌いじゃないですがランベルトと比較されるのがよく解りましたが鷹が鳶を生むのは珍しくないですからね…(苦笑)

      ストーリーラインの中に、これだけの視覚効果を盛り込めるのもマリオ・バーヴァの持ち味ですねemoji

      エレベーターで移動するヒロインや窓硝子越しに移動する人影のシーンなんか素晴らしいですemoji

      因みに全編モノクロですがモノクロならではの光の加減や緊迫感を巧みに魅せたという意味ではデビュー作の血ぬられた墓標と双璧を成す秀作だと思いますemoji

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