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- 2020/6/2 22:55
- 愛しのB級映画たち…。⑫
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- ザ・ブルード 怒りのメタファー
娘キャンディスの背中に虐待の後を見つけたフランクは精神を患い別居中の妻ノーラが療養している精神科医ラグラン博士を訪ねる。しかし虐待の事実は確認されず。そんなある日、ノーラの母が何者かに襲われ殺されてしまう。
デビッド・クローネンバーグの数ある奇作の中でもフラットに観れる作品
終始、現実的な事件が物語を牽引していくので難なく楽しめると思います。
ただ、その犯人に焦点を置くと、たちまちクロネンのヘムタイワールドへと突入(笑)
本作で引き合いにされてるのが当時のクロネンの離婚訴訟裁判。
自身を主人公フランクに反映させ、やり場のない想いを作品に込めてる訳ですがカルトなサイエンスフィクションへと雪崩れ込むクロネン得意の展開は流石であります
一般的に受け入れられない構図をやってのけてしまうクロネンだからこそ許され、納得してしまう専売特許なのですが裏事情を知る限り病みも感じられますよね(苦笑)
ラストシーンは印象的でキャンディスの腕にある発疹が不安を植え付ける見事な締め括り
オリバー・リードの使い方も先入観と真相のギャップに大いに効果をもたらしております
エンブリヨ
産まれたばかりの瀕死の幼犬を独自に開発した成長促進剤で助けたポール博士…。この成果を人間に試す為、瀕死の胎児に施してしまうのだが…。
赤ん坊に成長促進剤を投与する事で抵抗力を高め生命を誕生させるわけですが僅か数ヶ月で成人女性になってしまった…という話。
目を覚ますと訳のわからない状態で自分の存在を認識すのですが学習機能が非常に高く独学で得た知識は直ぐ様、世間に順応します。
因みに「ドクター・モローの島」で容姿端麗だったバーバラ・カレラが本作でも才色兼備な魅力的な女性を好演
ポール博士からすれば自慢の成功実験体でありウハウハなわけですが、そのバーバラとXXX…
評価点は自分の運命に抗おうとする女性の悲痛さ…。対照的にポール博士の人格というのが機転として生々しく描かれていきます。
アメージングな悲壮劇にもなっており小品ながら確り魅せてくれる良作です
ブリーダーズ
処・女ばかりをレイプする凶悪な事件が発生。犯人の特徴は異なるものの被害者の受けた状況は皆、同じだった。
珍作です(笑)
ケロイドエイリアンに犯される女達。その目的は種の繁栄ですが間違って老婆を犯したら奇形児が産まれてしまうという
エロ高めですが突っ込み所は、どう見ても処・女に見えない女性達(苦笑)
そして見終わった後の拍子抜け感(苦笑)
またDVDの発売元が東宝というのが絶妙です(笑)
- ザ・ブルード 怒りのメタファー