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    • 2013/6/4 14:33
    • 白い最終形態相方
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  • "アバター"
    • 「という訳で、大公とやらにはなれなかったな」
      「笑いごとじゃないわ…」
      「少し趣向を変えて、新しい風でも呼び込んでみるかな」
      「大丈夫? もし失敗したら…」
      「んー、その時は、その時。失敗を恐れていたら術師などなれないさ」



      薄暗い部屋の床に大きく描かれた魔法円の中央に、プリズムの翼をまとった薄ももの女性がうつむきながら座っている。イクシートはそれに臨み、付箋のついた古めかしい書物を手に、高速で詠唱を紡ぐ。
      魔力が絡みあい、魔法円が淡い光を放つと同時に、部屋の空中、女性の真上に白い閃光が集束を始めた。
      それが一瞬人のかたちを成した時――。
      大きな衝撃と共に部屋は光で満たされ、イクシートの足元に置かれたたくさんの本と紙が舞った。


      「さて、終了。体はどう?」
      「……問題ないわ」
      魔法円の中央に薄ももの女性の姿はなく、代わりに上から下まで真っ白な姿をした女性が立っていた。瞳は深い漆黒。宇宙を穿つ、深淵のような。
      「力不足なのに、最終形態へと変容して大丈夫なの…?」
      「先程言ったように、なんとかなるさ。それよりまた名前変える?」
      「マスターの仰せのままに」
      「そうだな…それじゃ折角の最終形態だし、Rui…ルイオン、でどうかな」
      「……了解」
      その背には、先ほどの女性と同じプリズムの翼。だがそれよりもかなり無機質な色で光を弾いていた。


      「でも、これ以上爵位が下がって負荷がかかれば、私は動けなくなるわよ…? あなた一人で大丈夫なの?」
      「ん、そうだな、一応予備もまた考えておくか…」

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