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- 2023/11/30 13:11
- 無名の新人〈下〉
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- 23日はスコーピオンズにしても初日ですし、前日深夜過ぎてから PA・照明の搬入をやったのではないかと思います。今時なら無理でしょうが、この時代ですから、このあたりの機材を2アーティストで共有することでコストもセーブできたはずですね。
こうして、チケットは2月に発売を開始しました。アルバムもヒットし始めたタイミングでもあり、発売と同時に数時間で完売。私は当時著作権部門にいて、作家としてのビリー・ジョエルの売り込みをやっていたので、CBSソニー以外のレコード会社の国内制作のディレクター数名を招待するためのチケット確保に苦労していました。
さて、ビリーのライブスタートは14時ですから、当日早朝から楽器類のセッティングをやってサウンドチェック、そしてリハーサルと、遅くとも13時までには全ての作業が終わっていなければいけません。
それにしても、興行会社のプロダクションスタッフの仕事のスピードにはいつも驚かされます。セットアップはさることながら、公演終了後の撤収作業は特に速いです。会場の搬出時間が限られているなかで、アーティストが興にのって延々アンコールなど繰り返したらそれは大変です。スタッフはいつも冷や冷やしながらスタンバっているはずです。
それでも、ライブが終了した後、楽屋で挨拶をしている間にほとんど片付いていました。統制のとれたチームの動きは、まさにプロフェッショナルであると、いつも感心していますが、ビリーのライブが終わってからのステージ上のセットチェンジはかなり大変だったはずです。
記憶がやや怪しいのですが、当日は春の交通ゼネストだったと思います。にもかかわらず、観客達は普通に集まり時間通りにスタートしています。ライブ前は静のイメージだったビリーですが、ライブ後にはロックンローラー的な動の姿を焼き付けてくれました。
この熱狂的な2時間のステージを目撃した東京と大阪の4000人と、ライブを観たくても観られなかった何万人、そしてこの来日の模様の熱いレビューが、この後に続くサクセスストーリーの第1章でした。
(Re:minder 2023/11/30より)
因みにアルバム『ストレンジャー』から第一弾シングルとして発売された「素顔のままで(Just the Way You Are)」は、1979年グラミー賞最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の2部門を受賞しているそうです
ビリーさんスコーピオンズ連続で観られた人は幸せ者ですね羨ましい限りです
- 23日はスコーピオンズにしても初日ですし、前日深夜過ぎてから PA・照明の搬入をやったのではないかと思います。今時なら無理でしょうが、この時代ですから、このあたりの機材を2アーティストで共有することでコストもセーブできたはずですね。