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- 2023/6/28 21:04
- 走れマメロス vol.2
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- マメロスが帰宅すると、食卓には豚の丸焼きがドン！と飾られてあった。「どうしたの？すごいご馳走。」「姉さん最近元気ないじゃない？わたしには隠し事しないで！」「知ってたの？」「当たり前じゃない！たった二人きりの家族なんだから！」マメロスはぐっと涙を堪えると手も洗わずに豚の丸焼きをガツガツと貪り始めた。「もう姉さん焦らないで！ゆっくり噛んで食べてね！」マメロスは黙って頷くと堪えていたものがどっと溢れ出し顔中ぐちゃぐちゃになりながら丸焼きを平らげ重い口を開いた。「ごめんね。姉さん初めてホストクラブってとこに行って舞い上がっちゃって、ドンペリ頼んだらみんな喜ぶからもうドンペリしか飲むな！とか言っちゃって、払えないから王様にドンペリ手土産に借金頼んだら、今回だけだぞ！って言われて、でもその日のうちに今日も来てよ！って誘われたからまた行っちゃって、今日はドンペリで天の川を作ってよ！って言われたから、天の川？なめてんの？川を下ればナイアガラの滝よ！とか言っちゃって、また払えないから王様に頼んだら明日からもう来るな！ってひどくなーい？」また男にふられた程度と思っていたユキロスは呆れて自室に引きこもった。
