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- 2023/6/28 21:03
- 走れマメロス vol.1
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- マメロスが王の人を信じる心を取り戻してから14年、彼女は36歳になっていた。14年経った今も肌にはツヤが少しあり、張りもかなり少しあり、そのつぶら過ぎるお豆のような瞳は昔と少しも変わらなかった。マメロスは4年前から離婚して出戻ってきた妹のユキロスと2人で暮らしている。王宮近衛隊長を勤めるマメロスに毎朝弁当を作り、この姉妹小はは4年間仲良くくらしてきた。今日もユキロスから手製の弁当を受け取るとマメロスは「いってきます!」とユキロスに笑顔をむけた。ただいつもと違うのはマメロスは王宮には向かわず隣街の公園のベンチに腰を下ろした。マメロスは動かない。お昼になるとユキロス手製の弁当を開け、大食漢の彼女らしくもなくしずしずと食べ始めた。(ユキロスには言えない。)公園で遊んでいる子供達がひそひそ話をしている「あのおばさん今日も来てるよ、もう何日もずっと一日中あそこに座ってるみたいロス?とにかく走れ!!