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- 2013/9/2 23:02
- 小説"神様が大盤振る舞い過ぎて.."について
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- シエル様に看病された場合の真田君を書いてみるテスト一言。
「……申し訳ないです、シエル様」
俺こと真田文哉は、謝罪の言葉を述べた。
ただ、もう、それしか言えない。
体が重くて、どうしようも無く、ベッドに沈み込んでいる。
「原因は私なのですから、気に病む事などありませんわ。今はとにかく、回復に努めてくださればそれで」
聖母の如き慈愛に満ちた視線と言葉を送ってくれるシエル様は、俺の額に乗せられた濡れタオルを冷たいソレと交換する。
シエル様の魔力枯渇が原因と言えばそれまでな話だけど、楽観してドジを踏んだのは他ならぬ俺自身だ。
とても責任を押し付ける気にはなれない。
「眉間に皺を寄せて、考え事ですか? 内容に予想は付きますけれど」
少し怒った様子に見えるのは、果たして俺の気の所為か。
気の所為という方向でお願いしたい。
「もう一度、念を押して言わせて頂きます。くれぐれも、回復に努めてくださいますようお願い致しますわ」
俺の願いは現実という壁に押し潰された。
- シエル様に看病された場合の真田君を書いてみるテスト一言。