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    • 2025/4/27 13:55
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    • 【パンの歴史】
      ウィリアム・ルーベル著、堤理華訳

      古代から現代まで、菓子パンや総菜パンではなく食事用の方のパンの歴史を追う。遺跡などからかなりの古代からパン作りがされていることが分かっているが、「誰がやり始めたか」などは歴史の中に埋もれている。

      原料や作り方、国や地方よって食事用のパンといっても相当な種類がある。「穀類を粉にして水を加えて発酵」くらいの共通の定義以外は様々で、シンプルかつ奥深い世界だ。

      「白くて柔らかいパン」は製粉技術の進歩の賜物であり、昔は貴族階級でないと食べられないものだったそうだ。つまりは「製粉に手間がかかる」「捨てなければいけない部分が多く出るるから裕福でないとできない」というのが理由。現代では「差別化商材」の位置づけであるライ麦パンや全粒粉入りパンなどはそもそも貧しい庶民の食べ物だったという。

      町の手作りパンを支持する立場で書かれており、工場で大量生産される流通用のパンに対する見方が時折辛辣なのが少し笑える。しかし、「自分で製粉したばかりの小麦を使ったパンは美味しい」というのは納得できる。焼き立てパンは美味しいが、さらに小麦も鮮度が良い(酸素に触れる時間が短い)ものは確かに美味しそう。昔の庶民が作っていたものは、現在では完全なる「贅沢品」に逆転している。

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