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- 2025/4/19 16:06
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- 【経営者交代】
松崎隆司
ロッテの創業者・重光武雄の最晩年における事業承継の失敗、ロッテ内部での骨肉の争いから勃発したクーデターを生々しく追いかけたルポ。クーデター当事者の次男・昭夫氏には取材を断られたためか、追放された武雄氏と長男の宏之氏寄りの内容になっている。しかし、この2人に関してもそれぞれの争いの経過を余す所なく追っている。一族以外の経営陣が跋扈する様子もしっかり描かれている。
本書はロッテを舞台に取材したものだが、韓国の財閥の大半で同じような骨肉の争いが展開しているという。政権交代した後の元大統領の扱いも同様で、そこに「儒教的な価値観」が根ざしてしまっていることは否めないようだ。
全編に渡って争いの様子が描かれており、なかなか読むのにエネルギーを使った。
- 【経営者交代】