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- 2025/5/19 22:59
- 映画「ガール・ウィズ・ニードル」。
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- またも「シネマ・クレール」にて映画。今回はぞっとするような外国映画であった。
◆「ガール・ウィズ・ニードル」(デンマーク、ポーランド、スウェーデン、2024年)
「針をもつ女」という題だが、針というのは、ミシンなどで使う縫い針という意味と、もう一つ別の意味合いも込められている。ネタばらしは避けよう。舞台は、第一次大戦終戦前後のころのコペンハーゲン。主人公の若い女性、カロリーネは、夫が従軍中、縫製工場に勤めている。夫は行方不明となり、生活に困窮する。会社の社長に見初められ、恋仲となり、妊娠する。結婚を約束していたが、社長の母親が介入して破談となり、いくらかの慰謝料を渡されたのみで工場からも解雇されてしまう。重労働のアルバイトで食いつなぐうちに、女の子が生まれる。とても育てられる見込みはない。そこへ、顔の下半分を吹き飛ばされた夫が帰ってくる。カロリーネは夫を受け入れられず、女児を抱いて家出し、ひそかに養子あっせんを営む女性にわが子をゆだねる・・・。
実話に基づいた映画だそうだ。意図的にモノクロで制作されているが、現代の高解像度モノクロで、コントラストがくっきりしていて、映像自体が暗い時代を象徴しているかのようだ。描かれるのは、社会の底辺に落ちた女性たちが、必死で生き延びようとする姿である。こんなことまでやるか、ということをやってしまう。ネタばらしを避けようとすると、何も書けない。犯罪をしてしまうのだが、時代状況があまりに悪過ぎることが要因だと思わせられる。
映画の中で、酒のかわりにエチルアルコールを水で割って飲んでいた。ひどい幻覚に襲われる模様。命を落とす場合もあっただろう。
- またも「シネマ・クレール」にて映画。今回はぞっとするような外国映画であった。