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- 2012/9/9 22:03
- 核兵器の誤解
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- 核兵器の特質は大雑把に説明すれば二つある。
第 一は、核兵器は先制攻撃用の兵器ではなく防御用の兵器である。核戦争には勝者がいない。核兵器は、通常兵器の10万倍とか100万倍の破壊力を持つので、その一発の攻撃で大きな町が一つ吹っ飛んでしまう。一発の被害にさえ耐えることが出来る国家はないのである。核戦争が始まって一発のミサイルも命中しないということはあり得ないから、如何なる国家も核戦争は絶対に避けようとする。少なくとも、核保有国に対しては反撃を恐れ 、使用を思いとどまるであろう。
そういう意味で核兵器は先制攻撃用の兵器ではなく極めて防御用の兵器なのでる。インドとパキスタンの戦争、 中国とロシアの戦争、インドと中国の戦争が停止したのは、核兵器の戦争抑止効果なのだ。核兵器保有国同志は戦争が出来ないのである。核兵器こそ究極の戦争抑止兵器なのである。
第二は、核兵器は戦力の均衡を必要としない兵器である。通常戦力であれば1対10の戦力比では 、戦力1の国家が戦力10の国家の戦争意思を抑止することは出来ない。それは戦えば戦力10の国家が勝つということが予め判ってしまうからである。
しかし、核戦争には勝者はいない。その破壊力があまりにも大きいために核兵器一発の被害にさえ耐えることは無理であるから、核の撃ち合いになれば両者負けである。アメリカやロシアなどが何千発もの核兵器を持つ中で『北朝鮮が一発や二発の核兵器を持つ意味があるのか?』と思う人がいるが、これで十分意味があるのである。戦争がエスカレートして、やがて核の撃ち合いになることを恐れ、核保有国に対する軍事攻撃には、如何なる国も慎重になる。それをわかっていて北朝鮮は核武装の努力をしている。アメリカなどの軍事攻撃を避けるためには、北朝鮮のような貧乏な国にとって核武装は大変に安上がりの兵器なのである。核武装をした途端にアメリカの軍事攻撃を抑止できるのである。
だから、世界の核保有国は、核を持っていない国に対して絶対に持たせまいとして、反核運動などの情報戦争を仕掛けてくる。外交交渉で対等になっちゃうから。
日本人で核廃絶を訴える人は情報戦に敗北している。世界で唯一の被爆国だからこそ三度目の被爆を防ぐために核武装するのが普通の考えである。
この説明でもまだ反核の人はいるのだろうか?
- 核兵器の特質は大雑把に説明すれば二つある。