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    • 2013/9/9 19:18
    • ワスレナグサ
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    • 大輪の花とは違い、小さく可憐な花弁をつけるこの花。
      英語では「foget-me-not'」

      最近、よく考えることは
      どんなに解ったような気がしていても
      その立場に立たされてみなければ
      真の理解など出来ない、ということ。
      理解したいと願っても、そうそう出来るものではない。

      解ったような顔をして、絵に描いたような正義になるのは簡単だ。
      自らの感情を律して選ぶ善ほど楽なものはないだろう。
      他人の心が容易に変えられないならば
      己の心を封じるの方が容易いのだと覚えたのは
      果たしていつの事だったのか。

      どんな事でも、過ぎてしまえば過去になるのだと
      心を潰すような痛みも、いつかは思い出とすら呼べるようになるのだと
      抗いようもないほど無意識の領域にまで刷り込まれてしまうことを
      「大人になる」と言うのかもしれない。
      そうして、気付かぬうちに心は鈍感になっていく。
      いつかは時間に赦される日が来ると信じて。

      忘れるということは、人が神に授かった赦しであると、どこかで聞いた。
      赦しであると同時に、生きる為に背負う呪いではないかと、私は思う。

      理解する為に、知ること。
      覚える為に、経験すること。
      乗り越える為には、忘れること。
      望むかどうかは関係なく、そうやって私は生きてきた。
      けれど、未だに知ることが出来ないものがある。
      それは「忘れなくていいもの」

      ワスレナグサの伝承の騎士ルドルフのように
      「foget-me-not'」と迷いなく言える心境ってどんなものなんだろう。
      死に際に「私を忘れないで」と言えた騎士。
      言われたベルタの心境ばかりが気にかかる。

      きっと私には言えないだろう。
      せめて去り際には「赦す」
      という思いを込めて「忘れて下さい」としか。
      言われる者にとって、どんな意味になるか、どんな価値があるのかを
      私には知る由もないのだが。

      だから知りたいのだ。
      忘れなくていいものを。
      この世に、そんなものがあるのならば。


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