temoraryさんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2013/4/7 21:29
    • 余録10:ヨウコのココン東西(5)
    • コメント(6)
    • 閲覧(42)
  • "アバター"

    • ※(4)からの続き

      狸は化けるとき、頭に葉っぱを乗せます。狐はどうすると思います?






      そもそも狐は何故人に化けると言われたのでしょう? 一説によればこれは狐の生態が関係しているそうですよ。


      狐は基本的には肉食で、つまり狩りをする生き物です。
      で、狩りをする時にちょっとした変装をすることが知られています。例えば水鳥を狙う際、体に葉っぱや水草を乗せて偽装し、ばれないように近づいたりする。もしくは獲物を探す際、後ろ足二本で立ち上がったりもする。


      長い水草を頭にかぶると、女性の髪のように見えませんか? さらに二本足で立ち上がると、ぱっと見には人間のように見えるかも知れない。こうしたことから、狐は人間の女性に化けると言われるようになったのでしょうね。で、化ける際には頭に葉っぱや水草を乗せるわけです。






      とはいえ…最初に書いた通り狐は本来邪悪な生き物だとされていました。「ならば化け方も邪悪のはずだ!」と昔の人は想像力をたくましくしたようです。


      『酉陽雑俎』(ゆうようざっそ)という9世紀頃の中国の本によると、


      【酉陽雑俎/巻十五 諾?記下】
      紫狐という名の歳経た野狐がいて、夜になると尾から火花を散らす。おかしな事に、必ず頭に髑髏を載せ、北斗七星に向かってお辞儀をし、髑髏が頭から落ちなければ化けて人になる。




      なお、北斗七星は道教で人の死を司ると言われています。北斗を拝するのも道教の儀式ですね。




      北斗はさておき、狐が化ける際に髑髏を頭に乗せるという考えは広く伝わっているようです。どんな姿にでも化けられるのではなく、髑髏の生前の姿に化ける。先程の葛の葉狐の例もあるので必ず必要というわけではないにしろ、小道具があった方が変身しやすいのでしょう。






      わグルまのヨウコの場合…どうなんでしょうね? 変身できることは確かですが、どうやってるかまではわかりません。カノン様に化けてたりしたので、髑髏は使ってないと思いますが。


      とはいえ、戦闘の時に操る狐火は本来墓場などで見られる現象。ヨウコもまた、人の死に関わる陰の獣であることは間違いないのでしょう。


      北斗七星を拝したりは流石に無くとも、陽の気を求めて男性と交わる…くらいはあるいは。どちらにせよ魔界では、正体がばれたところで退治される心配も追い出される心配もありません。転生悪魔の元での生活は案外居心地が良いのかも知れませんね。

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

temoraryさんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記