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    • 2012/8/18 8:06
    • 余録9:ロリッ子愛天使ケルビム2/2
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    • さて、ケルブ。聖書に登場するために絵画のモチーフとしてもよく選ばれますが、変身(コスプレ?)が得意で様々に姿を変えます。


      その1つが四足獣の姿。ライオンの胴体に人間または鷲の頭部を持っており、スフィンクスの親戚みたいな見た目をしています。
      実のところケルブは、元々はアッシリアにて生命の樹を守っていた守護聖獣、カリブを元ネタにすると言われています。ケルブを四足獣の姿で描くことがあるのも、見張りが得意なのも、この頃の名残でしょうね。
      (画像1左:アッシリアのレリーフ\大英博物館所蔵)

      これがキリスト教に取り入れられると、なんだかよくわからない姿になりました。曰く、「その身は4種の生き物からなり、2対の翼と4つの顔(人間、獅子、雄牛、鷲)を持つ。翼の一対は触れ合いながら天に伸び、一対は体を覆い隠す。体は常に火を発し、体色は青または黄」とのこと。
      画家さんたちも苦労されたようで、同じ記述を元にしているのに絵はまちまち。翼を2対持つのはケルビムだけの特徴ですが、しばしばセラフィムと混同されて3対になっていたりもします。
      (画像1右:シチリア チェファル聖堂内陣の天井モザイク)

      そしてさらに時代が下ると、「翼の生えた赤ん坊」というおなじみの姿で定着しました。赤ん坊の天使が登場したら、基本的にケルビムと考えて間違いありません。「プット」という呼び方をすることもありますが、要は同じもの。
      (画像2:ムリーリョ作『花をまく天使達』)


      この3つめの姿がくせ者で、しばしばギリシア神話のキューピッド(エロス)と混同されます。本来は全く関係のない神様なのですが、両方ともルネサンス時代に絵画のモチーフとしてよく取り上げられたものですから、だんだん混ざって区別がつかなくなったのですね。
      (画像3:ブーグロー作『クピドから身を守る少女』)

      当のキリスト教徒でさえ、混同している場合がちらほら。日本では殆ど両者は区別されてません。こうして、ケルビムは愛・恋愛を司る天使の側面を持つようになりました。


      わグルまのケルビムはロリッ娘姿ではないので、キューピッドの側面は無いのかもしれませんが…ケルビムはとにかく多くの姿を持つので、もしかしたらあのお姉さん姿も仮のものという可能性が?

      ケルビムさんが弓を構えていたら要注意。金の矢は恋の始まり、鉛の矢は恋の終わりをもたらします。あんまり焼き餅焼かせたりすると、鉛の矢を撃ち込まれるかもしれませんよ。

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