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    • 2012/7/8 9:36
    • 余録8:イザナミのおしごと②/5
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    • ここから、日本神話でイザナミが登場するまでの流れを説明します。長い上に退屈なので、興味がなければ③へ。

      ちなみに文字数の都合上、ここでは『日本書紀』ベースで紹介します。『古事記』とは少し違うのでご注意。




      世界の最初には混沌がありました。あらゆるものごっちゃになった世界です。やがてその中から澄んだ(聖なる)もの、濁った(邪なる)ものがわかれ、それぞれ天地を形作りました。

      ※日本書紀は陰陽思想に影響されています。ここで言う澄んだものは陽の気、濁ったものは陰の気のこと。


      まず最初、天に1柱の神が生まれます。号は國常立尊(クニトコタチヌミコト)。世界、あらゆる存在の根源の神。

      次に國狭槌尊(クニサツチノミコト)が生まれました。これは世界(国土)を区切る神です。

      さらに生まれたのは雲の神である豊斟渟尊(豊雲野尊、トヨクモヌミコト)。世界に恵みの雨が降り、生命誕生の基礎ができます。


      ここまでは性別のない神ばかりですが、この次から男女が分かれカップルになります。と言っても兄妹ですけどね。


      まずは泥土煮尊(ウヒジニヌミコト)と、妹の沙土煮尊(スヒジニヌミコト)。それぞれ泥と砂の象徴、性別は分かれましたが区別がつきません。

      さらに大戸之道尊(オホトジヌミコト)と大苫邊尊(オホトマベヌミコト)。"(オ)ホト"は秘部を示す古語なので、これらは男性器と女性器の神。男女の区別ができました。

      その次、面足神(オモダルヌミコト)と惶根尊(カシコネヌミコト)。オモダルは「面(オモ)=見た目」が「足る=十分だ」、つまり見た目の美しさの神。アヤカシコは「かしこし(立派だ、恐れ多い)」とそれを褒める、または恥じらう神。男女の美醜・恥じらいができました。

      そして最後に伊弉諾尊(イザナギヌミコト)と伊弉冉尊が誕生します。自分で「美しい」と思った相手を選び、"いざなう"(誘惑する)神です。


      …着いて来られましたでしょうか。要するにまあ、最初に混沌があって、そこから天地(世界)が生まれました。そこに雨が降って生命が誕生し、男女の区別がつくようになって美醜の概念ができると、男女が互いを選んで誘い合うようになる。この男女の誘いあいを象徴するのがイザナギとイザナミです。こう考えれば、イザナミ="いざなう女"というのも理解できるでしょう。

      そして誘惑し合う男女から、次々と子供達が生まれてくる。こうして「国産み」へとつながっていくのです。

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