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- 2019/10/4 18:24
- 精霊大戦 【地の章 16】
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- 「何だと、では彼等は、たった2人で敵のアジトに乗り込んだのか?。」
「若気の至りとは言え、無謀過ぎる。」
驚きそしてまた、少々怒った様にレイラが言う。
「いや違うよ、アジトじゃ無い。」
「後で、順を追って説明するから、取り敢えず見ようよ。」
ポゥはレイラをなだめる様に言い、携帯情報機のスイッチをクリックした。
ポータブル情報機に、携帯情報機から送られた映像が映し出された。
大広間の壁際の柱と柱の間に、左右3体づつ等間隔で成らんでいるミノックス。
一寸見は、立派な石像の様だ。
その石像の様なミノックス6体が、動き出した。
「コイツが、ゴールド以上の腕利きのアドベンチャー達を、葬ったのか……、ルーキー2人では、荷が重過ぎる。」
映像を見詰め、ガイアは唸る様に呟いた。
「ほぅ~、狭い通路に誘い込んだか。」
「良い判断だ。」
ディランがそう言うと、当然だとばかりに、ショウは笑顔を浮かべる。
「何と、あの巨体を転ばせたぞ。」
「上手い、ピラミッド内の構造を知ってる様だな。」
「滑り落ちた先は、恐らく脱出不可能の落とし穴だろう。」
「かなりの切れ者だ。」
ガイアは、ショウを見て唸った。
ショウは、無言で映像を見入っているが、その顔は誇らしげだ。
「ゴールド以上のアドベンチャーを倒す程の力を持ってるんだから、ランクはS級だろうね。」
ポゥがそう言うと、誰しもが頷く。
「次だよ、よぉ~く見てて。」
ポゥが言った次の瞬間だった、部屋中に歓声が沸き起こった。
「ミノックスを倒したぞ、見事なショックセイバーだ。」
興奮を抑えきれず、ロビンが叫ぶ。
「ああ、ドッシリとした良い構えだった。」
「正に芸術品だな、余程鍛練を積み重ねたんだろう。」
ディランはロビンと見合い言う、彼等2人もキィミと同じソードファイターだ、しかも階級はプラチナで有る、故に見ただけで技の切れ味が解る。
「ショックセイバーを、極めている様だな。」
「基本技とは言え、極めれば必殺技と化す。」
落ち着きを取り戻したロビンが、そう言いながらチラリとショウを見る。
クスリと笑うロビン。
「ショウ、そんなに嬉しいか?。」
「はぁ~?、何を言ってやがる。」
「2体落とし穴へ突き落とし、1体ぶった斬っただけだろ。」
「後3体居るんだぞ、笑ってる場合か。」
「ほぅ~、その割には顔が崩れてるぞ、破顔の笑顔とは、今正にお前の顔の事を言う。」
- 「何だと、では彼等は、たった2人で敵のアジトに乗り込んだのか?。」