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- 2019/9/19 18:27
- 精霊大戦 【地の章 13】
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- 「ギル理事長の悪行を、世に知らしめ、罪を償わせはなければ成らない。」
「同志には、ニュー・ホライズンとマサシゲ・クスノキと他数名が居る。」
「昨日、彼等の情報よりも、更に詳しく調べ上げた情報を入手した。」
「これだ、済まないが取りにきて貰え無いだろか?。」
そう言うと、レイラは引き出しから、コピーしたと思われる書類を机の上に置いた。
各自机の上から、書類を手に取り読み始める。
沈黙を破り、ディランが口を開く。
「まぁ~、ロキの素行を見りゃ、考えられ無くも無いが、団長そしてミザリィ、この情報を本当に信じてるのか?。」
「ロキは、あんた等2人と同じくエルフだろ。」
レイラとミザリィを垣間見、そして再び書類を読み始めた。
「この情報は、本職のアサシンが調べ上げた物だ。」
「嘘偽りは、無いと考える。」
レイラは、ディランを見てこたえた。
「頭を使えば、解る筈だが?。」
ミザリィは、書類を見詰めたままこたえた。
「何だと。」
ムッとした表情で、ミザリィを睨むディラン。
ミザリィは書類から目を離し、ディランを睨み返した。
「本職のアサシンに頼めば、法外な金銭を要求される。」
「だが、その分緻密で正確だ。」
「だろう、かも知れ無いと言った、曖昧な表現はしない。」
「もしも、誰もが入手出来る情報や、不確実性な表現をしてみろ。」
「顧客は居なく成るし、信用はガタ落ちだ。」
「己のプライドと、命を懸け法外な金銭に見合った情報を提供するのが、本職のアサシンだと思うがね。」
「アドベンチャーの、ポット出のアサシンの情報とは違うのだ。」
ミザリィは淡々と話した、まるで自分の感情を、押しころすかの様に。」
居合わせた者全てが、ミザリィの心境を推し測った。
ミザリィとて、ロキを信用したいのだった、間違いで有って欲しいと願い、仲間や同胞の命を奪う事にも成りかね無い裏切りを、やって欲しくは無かったのだ。
「ふん人間の俺が言うのも何だが、裏切りは人間の専売特許なんだよ。」
「エルフが、仲間や同胞を裏切るとは思えねぇ、違うかショウ。」
ディランはロキを擁護する様な発言をし、ショウに振った。
「……。」
ショウは無言でこたえない。
「これを見たまえ。」
レイラが割って入り、情報が入っていた血糊で赤黒く変色した封書を皆に見せた。
- 「ギル理事長の悪行を、世に知らしめ、罪を償わせはなければ成らない。」