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- 2019/9/18 18:16
- 精霊大戦 【地の章 12】
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- 「あはは♪、しゅごい♪しゅごい♪。」
「お兄たまもっと早くぅ~♪、お兄たまぁ~♪。」
ショウの背中で風車を見ながらはしゃぐリザ、そこで目覚めた。
ふと枕元に目をやると、そこには風車が置かれている。
「グッ!、痛うぅ~。」
起き上がろうとするが、体中に激痛が走る。
部屋を見渡すが、誰も居ない。
ゆっくりと、右手で風車を掴むと、ふぅ~と息を吹き掛ける。
カラカラと音を立てながら回る風車を見て、リザはニッコリと微笑んだ。
「ふっ、起こしてくれれば良かったのに。」
翌朝、ショウはレイラに呼び出された。
レイラの部屋に入ると、T・レックスのリーダー、ガイアとラプトルのリーダー、ロビンそしてプテラのリーダーディランが居た。
彼等3人の他に、ミザリィとポゥも居た。
「よう、ポゥえらくのんびりしてたじゃ無いか、何してたんだ?。」
ポゥの見た目は、僅か7歳程度の身長で、顔も子供だ。
だがしかし、信じられ無いが、ミザリィよりも年上だと言う。
別に病気だと言う訳では無い、ポゥはホビットなのだ。
ホビットもエルフと同様、長寿生命体で有る。
エルフは、見た目の年齢に10を掛ければ、おおよそでは有るが実年齢が解る。
しかし、ホビットの年齢は、全く読めない。
何せ、見た目が6~7歳の子供だからだ。
更に、ホビットの子供と大人を見分けるのも困難で有る。
これでは、本人の言葉を信じるしか無い。
「色々有ってね、後で話すよ。」
「揃った様だね、立たせたままで済まないね。」
「ソファー位、置いたらどうだ?。」
ロビンが、口を挟んだ。
ロビンは、アマゾネスだ。
身長は1、8メートルも有り、ガッチリとした体格だ。
腕や太股の太さは、ドワーフで有るガイアにもひけをとらない。
「ふむ、考えておくよ。」
「さて、集まって貰ったのには、訳が有る。」
「ここに居る者だけに、真実を話す。」
真剣な表情で机に座り、皆を見渡すレイラ。
「今回の秘密クエストだが、依頼者は、ギル理事長だ。」
「内容は、ゴライアス復活の儀式をする場所が判明した。」
「そこで、ゴライアス復活を阻止する為、施設の破壊とその場に居るモンスターの殲滅だ。」
「だが、私はこのクエストをやり遂げるつもりは無い。」
「ここに居る諸君は、ギル理事長が良からぬ悪だくみを企てていると、薄々感じ取っている者達だ。」
- 「あはは♪、しゅごい♪しゅごい♪。」