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- 2011/11/8 22:55
- とある約束の日記 TRUE END(2)
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- げげっ!ほらっやっぱ、思ったとおり、見つかっちゃった!
言わんこっちゃないw
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二人を見つめ懐中電灯片手に警備員さんが近寄ってくる。
あ~めんどくせぇ・・・忘れ物がどうとか適当にごまかすかなぁ・・。
すると・・
「11年前・・・」
警備員のおじさんが何か話し出した。
「11年前の今日も君たちのような二人が、こんな夜更けにいたんですよ」
俺たちは何のことやらさっぱりなので、
「・・・はぁ」
とただ口を合わせるように答えるだけだった。
警備員のおじさんの話はつづく、
「その二人はどうやら遠距離恋愛をしていたようで、久しぶりの出会いの場所をここに指定したそうだったのですが、しばらく話した後、お互いの話がもつれてしまい。悲しい事にその彼女さんは、その場去って行ったんです」
このおっさんは一体何がいいたいんだ?頭おかしいのか?
俺が巡回警備の警備員だと思い込んでいただけで、
もしかして単なる不法侵入者だとか?
「翌日男性が電話で昨日のわけを聞いたそうなんですが、ある約束を覚えていてほしかったという事だったそうです」
「二人が付き合う前の事、いつかクリスマスの日にディズニーランドで
メリークリスマスと伝える事。ただそれだけの約束。」
う~む。この話はいつまでつづくんだ?
話の腰を折っては、話が長くなるからと黙ってはいたが、
そろそろ限界かもな。
「あの・・・すいません。僕たちちょっと忘れ物をしちゃって・・あーでももう大丈夫ですので、大した物ではないんで、これで失礼させていただきます」
「じゃあ、とりあえずご飯でも行こうぜ。な?」
彼女はその話をまじまじと聞いて
「おじさんーその後二人はどうなったのー?」
「ただそれだけの約束を男性が忘れてしまっていたため、その後二人はすれ違ってしまいました」
「そっかぁー。じゃあ私たちとは違うねー」
「おっおい!そろそろ・・・な」
「お忘れ物でしたら、よければどうぞお入りください」
「へ?」
「えー♪いいのー♪わーい」
「お・・おまえダメだろw警備員さんがこういうのは忘れ物とかの確認をするもんだろ?俺たちが入っちゃだめだってw」
(それに忘れ物なんて、そもそもねぇーしw)
お前は何考えてんだw
- げげっ!ほらっやっぱ、思ったとおり、見つかっちゃった!