ろわ☆さんとモバ友になろう!
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- 2016/1/11 9:34
- とうの昔に我が国はヤツらに侵略されている
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- 1月10日のニュース について:
- この記事で紹介されているタコスッポンタケが含まれるアカカゴタケ科、及び近縁でほぼ同じ生態のスッポンタケ科のキノコは、およそ20種ほどが日本にも分布しています。
そのほとんどが地球外生命体のような奇妙な形状や色彩をしており、小学校四年の時、同級生がスッポンタケ科のキツネノタイマツを見つけて大騒ぎになった事があります。
大自然の造形の妙を感じます。
共通の特徴として、幼菌の時は爬虫類の卵のような姿をしていて中にスポンジ状の本体が圧縮された形で収納されています。内部はゼリー状の組織で満たされ本体を優しく保護しており、そのため、この『卵』は触るとブヨブヨしています。
本体が成熟すると、スポンジが水を吸って膨らむように卵の殻を破ってニョキニョキと本体が姿を現します。動画は早回しで撮影していますが、実際にも一時間で数ミリというスピードで伸長(成長ではない)するので、よく見ていれば肉眼でも伸びていく様子が分かります。
本体の先端部(スッポンタケ科)や腕状構造の内側(アカカゴタケ科)は、グレバという胞子を含んだ黒っぽい粘液状の物質で覆われおり、伸長中はコーティングチョコレートのように固まっていますが、伸長が終わる頃に溶け出して異臭(大抵は人間には悪臭)を放ちます。
この臭いでハエなどを誘き寄せ、ハエの体に粘液状のグレバを付着させる事で胞子を遠くまで運んでもらい分布を拡大して行きます。
伸長を終えると数時間で干からびてしぼんでしまいます。卵から出てきて萎むまで一日も持たないのです。そのため、身近に生えていても気付かれない場合が多いですが、アカカゴタケ科のツノツマミタケなどは都内の公園でも見かけます。。
さて、このグレバの臭いですが、種類によって特徴があり、面白いです。
スッポンタケ
キヌガサタケ
キツネノタイマツ果物が腐ったような、臭い中にもかつてのフルーティさの名残を漂わせる臭い。
サンコタケ魚介類の腐敗臭。真夏の炎天下の魚市場の片隅の臭い。
カニノツメ他人の人糞臭。自分のではない所がポイント。
シマイヌノエフデトロピカルフルーツの香り。臭いではなく、香りのする奇跡の逸品。
カゴタケ発酵したリンゴの匂い。匂いか臭いか微妙な所。
名前だけでも、その奇妙な姿が想像できるかと思います。