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- 2016/2/16 8:35
- 親愛なるキミへ。 -第二十三章-
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家に戻ったパパは、ビックリするくらい、玄関で泣き崩れた。
『お前、なんで...』
ずっと、チャトランの顔を見て、傍から離れなかった。
お兄ちゃんは、その姿を見つめながら、
『チャトラン、チャトラン...』
と、久しぶりに声を出して号泣した。何度も何度も、名前を呼んで
くれた、お兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんに、教えるには早すぎる、“死” ということ...。
ママは涙目になりながら、洗濯物の続きを干し、キッチンを
片付け、そして外出しているお姉ちゃんにメールをしたよ。
“チャトランが亡くなりました。これから、お葬式をするけれど
家の中は静かだよ。昨夜もリビングに来られない状況だったのに
ゴメンね。”
と。