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    • 2012/1/9 0:32
    • バトレジ オリジナル小説15
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  • "アバター"
    •  フェイは興味深そうにエリスを見やる。
       フェイ「ふうん、装備を見るに格闘型ってトコロか。しかも見たこと無いタイプだな。ひょっとしてワンオフモデルか?」
       エリスをしげしげと眺めながら、ソルとエリス、どちらにともなく呟く。
       エリス「はい、おっしゃられた通りです」
       ソルではなくエリスが答えた。
       フェイ「やっぱそうか。で、ソルが遠距離から援護する、そんな感じか」
       コート内に隠し持った装備を再確認しているソルとエリスを見比べながら、そんな感想を漏らす。
       カルナ「ちなみに私のパートナーはこの子、スタシアだよ」
       カルナが後ろに控えていたスタシアの肩をガシッと掴んでフェイの目の前に持ってくる。
       フェイ「……」
       スタシア「……」
       物色するような目になるフェイと、吟味されるスタシア。しばし互いに見つめ合う。
       フェイ「…ん、分かった」
       フェイはそれだけを言うと、クルっと回れ右をして、広間から遺跡奥に繋がる通路へと体を向けた。
      カルナ「…あれ?」
       スタシアは基本的には量産されているNタイプだが、見た目に判る程度にはカスタムされている。何らかの感想を期待していたカルナは肩透かしを食らった格好になった。
       フェイ「いや、量産品のアンドロイドのカスタム機はたまに見かけるしさ」
       少し困ったような笑い顔をカルナに向けながら、フェイが続ける。
       フェイ「それにもうアタシらのグループは入る順番だしね」
       それだけを告げると、フェイは同じグループのレジスタンス達と共に、奥へと向かって行った。
       改めて周囲を見回してみると、広間に残っているのはもう二~三グループになっていた。
       カルナ「……っていうか次ウチのグループの番じゃん!」
       よく見ると「まだか?」と言いいたげな視線をこちらに送っている一団があった。
       カルナは慌ててそのグループへと小走りに寄って行き、スタシアもそれについて行く。
       カルナ「じゃあ先に行ってるよー」
       ソルに聞こえるようにそう告げると、カルナは他のメンバーに手を合わせて謝る仕草をしていた。
       その様子を見てエリスがくすっと笑う。
       エリス「カルナさんは相変わらずですね」
       ソル「ああ」
       相変わらずの返事をするソルだが、その声がどこか懐かしんでいるような響きを帯びているのをエリスは感じ取っていた。

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