タニリュウさんとモバ友になろう!
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- 2012/1/5 0:06
- バトレジ オリジナル小説13
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- ウェイン「ですが今回遺跡に潜入するのは総勢33名。"第二クラスの遺跡"と仮定した場合、防衛システムの強固さと同時に内部の複雑さも予想できるのです」
カルナ「つまり必要なグループの数を先に考えた結果、1グループの人数はこれが限度っていうこと?」
ウェイン「そういう事になります」
カルナの問いにウェインは淡々と答える。
結局のところ、人数不足が原因なのだ。
じゃあ他のチームとも連携して頭数を増やせばいいではないか。
誰もがそう考える一方で、しかし誰もそれを口にはしなかった。
参加する人数が増えれば、当然一人がオーパーツを見つける確率は減る。それなら多少リスクが上がってもオーパーツを見つける確率が高い方がいい。
安全よりも報酬に天秤が傾くのはやはり参加するメンバーの半数がフリーのレジスタンスだからなのだろう。
カルナ「了解」
カルナもその結論に達したらしく、それ以上の発言はしなかった。
ウェイン「他に今の時点で何か意見、質問がある方はいますか?」
ウェインがぐるりと一同を見渡すが、皆これといった意見は無さそうだった。
ウェイン「ではこれより各グループのメンバー編成を発表したいと思います。まずAグループですが…」
先ほど取り出した紙を見ながらウェインがレジスタンスの名前を一人一人挙げていく。
その様子をソルはじっと眺めていた。
???「アンタ、ソルっていうんでしょ?噂は聞いてるよ」
遺跡に入ってすぐにある広間の中で、ソルに話し掛けてくる女性がいた。
ブリーフィングが終わってしばらく、当初の予定通りの時間に作戦は開始された。
遺跡に潜入するメンバーは全員すでにこの広間に揃っている。外ではラムダの残りのメンバーが各グループのリーダーと通信を繋ぎ、情報面でサポートする体制に入っている。
話し掛けられて、ソルは声の主に視線を向ける。その顔には見覚えがあった。
ブリーフィングが始まってすぐ、ウェインに向かって「前置きが長い」と言っていたあの女性レジスタンスだ。
ソル「俺の噂はたいてい脚色されているみたいだがな」
話し掛けられて、ソルは相変わらず表情は変えないまま応える。
???「そうかい?ンじゃあ一番よく聞く依頼成功率100%ってぇのはどうなの?」
- ウェイン「ですが今回遺跡に潜入するのは総勢33名。"第二クラスの遺跡"と仮定した場合、防衛システムの強固さと同時に内部の複雑さも予想できるのです」