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    • 2012/1/1 18:14
    • バトレジ オリジナル小説12
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    •  ウェイン「そうですか、まずは皆さんへお礼を申し上げたかったのですが…」
       水を差された形のウェインは、しかし冷静な対応をしていた。
       ウェイン「ではまず今回の目的は遺跡の調査、及びオーパーツの獲得。これについては皆さん承知と考えてよろしいですね?」
       誰からも異論の声は上がらない。
       沈黙を答えと受け取り、ウェインは話を進めた。
       ウェイン「ここにいる皆さんならばご存知かもしれませんが、遺跡には第一クラス、第二クラス、第三クラス。概ねその三種類に分けられます」
       遺跡はその規模、保管されているオーパーツによって、三つのクラスに分けられている。
       最も代表的な炎・水・土・風・雷の力を象徴とした五つの遺跡、これに氷・緑・鋼・光・闇を加えた計十の遺跡。
       これら十の遺跡を第一クラスとし、それぞれの系統に連なる遺跡が第二、第三クラスと呼ばれている。
       ウェイン「今回発見された遺跡は入口を除く全てが土中にあり、その全体像が掴めず、規模が解らないため、第二クラスなのか第三クラスなのかは不明です。そのため、ここは最深の注意を払って第二クラスだという前提で配置を行いたいと思います」
       妥当な判断だろうとその場にいる全員が思った。
       ウェイン「基本的には我々もまだそれほど内部を調べていないのであまり細かい作戦は立てられませんが、今までに発見された遺跡から判断すると、恐らく内部では通路が様々に別れていることでしょう」
       言いながら、ウェインがポケットから一枚の紙を取り出す。
       ウェイン「なのでここでは3~4人のグループを複数作りたいと思います。まずは全員で進み、分岐点に差し掛かればA~Eグループは片方の通路、F~Jグループはもう片方の通路へ、後はその繰り返し…という形で進めようと思うのですが、何か異論はありますか?」
       ウェインの言葉が途切れると同時に、カルナが挙手をした。
       カルナ「第二クラスの遺跡として進むのに、1グループにつき3~4人じゃあ少し心許ないと思うんだけど」
       まばらに視線が向けられる中、その場にいる全員に聞こえるようにカルナが告げた。
       ウェイン「ええ、1グループ3~4人…アンドロイドを入れても1グループ10人にも満たないのは遺跡では少々危険ですね」
       予想していた反応の一つだったのだろう、間を置かずにウェインが応える。

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