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    • 2012/5/17 17:43
    • バトレジ オリジナル小説20
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    •  それでも装甲が薄い部分に直撃を受けて機能を停止する機体や、関節部に被弾して行動不能になる防衛ロボットが一体、また一体と出てくる。
       ソルとエリスのマシンガンで敵の動きを制限し、連射はきかないが威力のあるライフルでダメージを与える。
       ここに来るまでに使っていたこの戦法は実際有効だった。
       だがそれでも、50メートル程度の距離ならば狼型の防衛ロボットはすぐに突破してくる。 薄暗いため、狙いが定めにくいのもソル達にとってはマイナスだった。
       敵との距離があと10メートルと迫った時、「撃ち方やめ!」っと誰かが叫んだ。 同時に全員がカトラス、レーザーソードなどに武器を持ちかえる。
       他のレジスタンス達が敵を待ち構えようとしたなか、ソルとエリスだけは銃撃がやむと同時に敵に向かって駆け出していた。
       突破してきた敵は2体だった。
       ソル「エリスは右を」
       短く指示を出すと、ソルは姿勢をぐんと低くし、一体の防衛ロボットに向かって疾駆してゆく。
       エリスももう一体に向かって、ソル以上のスピードで向かっていった。
       一体がソルに向かって飛びかかる。 ソルは体をわずかにそらし、防衛ロボットの武器である爪と牙だけが触れない位置に移動する。
       空中にいる防衛ロボットはそれに対応できず、爪がソルの肩ギリギリをかすめる。
       防衛ロボットの前半身がソルを通過したところで、ソルはその場で相手の後ろ足を掴み、素早く反対側の壁に向かって投げた。 そしてそれを追うように、再び走り出す。
       ガンっという音を辺りに響かせ、防衛ロボットが壁に打ちつけられる。 と同時に、ソルが装甲がほとんどない腹部にカトラスを突き刺す。
       バチバチという音とともに、わずかな紫電がはしる。
       しかし、それもすぐにおさまり、がくんと四肢をだらしなく下げ、機能を停止する。
       それを確認してから、ソルもカトラスを引き抜く。
       エリスの方に目をやると、ちょうどエリスも敵を倒したところだった。 どうやら向かってきた相手を正面から叩き潰したらしく、防衛ロボットの頭部が砕けていた。

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