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    • 2012/5/17 4:39
    • バトレジ オリジナル小説18
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  • "アバター"
    •  ソルに代わって、エリスが説明する。
       ???「ん? お前さんたち、前に遺跡に入ったことがあるのか?」
       エリス「ええ、一応」
       ???「そうかそうか、さすが有名なソルとエリスだな」
       エリス「いえ、有名というほどでは…」
       照れながら応えるエリスだが、不意に聞こえた小さな物音に、すぐに周囲を警戒する。
       やがてエリスの視線は、今まで自分たちが通ってきた通路に固定される。
       ???「ん? どうした?」
       急に臨戦態勢に入ったエリスに面食らったように、さっきまでエリスに話しかけていたレジスタンスの男が聞いてくる。
       エリス「通路の向こうで何かが落ちてきたような音がしました」
       それを聞いたレジスタンス達がすぐに銃を構える。 ソルも左手に持っていた小型のサブマシンガンを右手に持ち変えて、トリガーに指を添えた。
       エリスの表現は微妙に間違っていた。 それは「落ちてきた」ような音ではなく、「降りてきた」ような音だった。
       降りてきた。 それはつまり、自ら動けるモノ……つまり、防衛ロボットの類いを指す。
       この状況で防衛ロボットだった場合、厄介だった。
       今までは左右には移動できなかったが、前後には移動できた。 つまり、後退して距離を保ち続けることで、こちらの間合いで戦えた。
       だが、今は背後にすぐには開きそうにない扉がある。 これでは間合いを一定に保てない。
       もし敵が弾幕を突破してきた場合は格闘戦になるが、防衛ロボット相手に生身の人間が格闘戦をおこなうのはあまりにハイリスクだ。
       そしてこのグループには、アンドロイドはエリス一体しかいない。
       ???「いざとなったら強引に扉をブチ破るか?」
       ???「駄目ですよ、爆薬の類いを使えば爆風に巻き込まれますし、なにより扉の向こうに何があるかわかりません」
       扉の向こうが今までと同じような通路ならばいいが、もしオーパーツだったりしたらそのオーパーツも損傷してしまうかもしれない。
       いや、それならまだいい。 だが、扉の向こうにあるのがオーパーツではなく防衛ロボットだとしたら、完全に挟撃されることになる。

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